ノーラン新作『オデュッセイア』、インディーズ映画のように製作 ─ 「製作委員会にも縛られず、スタジオの言いなりにもなっていない」

クリストファー・ノーラン監督といえば、これまで『ダークナイト』3部作や『インセプション』『インターステラー』などに代表される大規模なスタジオ映画を製作してきた。その集大成ともなりそうなのが、現在撮影中の最新作『オデュッセイア』だ。
詩人ホメロスによる英雄叙事詩『オデュッセイア』を原作とする本作では、ノーランが得意とする複雑難解で深読みのしがいある重層な物語に期待できそうだし、「神話アクション超大作」として大スクリーンに映えるブロックバスター要素も強いはず。さらにキャストにはマット・デイモンやトム・ホランド、ロバート・パティンソン、アン・ハサウェイやゼンデイヤにシャーリーズ・セロンなど、当代屈指の人気者が集った。ハズレなしのノーラン監督作として、今の所死角なしの前情報である。
これだけの企画でありながら、ノーランは本作を「インディーズ映画」として製作している。そう証言するのは出演のジョン・レグイザモだ。「彼はクレイジーなほどの製作費を得ている。決して小規模ではない。しかし、彼はインディーズ映画のように作っているんです」と、レグイザモはアメリカの朝番組「Morning Joe」にて話している。「彼は製作委員会のためにやっているわけでもないし、スタジオの言いなりにもなっていないからです」。
ワーナー・ブラザースとの長年の蜜月関係を解消し、『オッペンハイマー』からはユニバーサル・ピクチャーズに移籍したノーラン。熱心なファンを多く持ち、数々の名作を現代映画史に残してきたノーランには自身のビジョンを貫いてほしいと、スタジオも理解しているのだろう。前作『オッペンハイマー』が大きな話題になったのも、原子爆弾を開発した科学者の生涯という、製作費1億ドルのメジャースタジオ映画としては極めて挑戦的な題材だったからだ。実際、公開時には海外メディアで「ノーラン史上最もパーソナルな映画」とも評された。
一説によれば『オデュッセイア』の製作費は2億5,000万ドル(およそ375億円)で、これはノーラン作品の中でも最高額に相当する。それでも、レグイザモはこう表現する。「彼はまるで、クレイジーな製作費を持ったインディーズ映画製作者という感じですよ」。
クリストファー・ノーラン新作『オデュッセイア(原題:The Odyssey)』は2026年7月17日に米国公開予定。
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