マーベル映画は「批評家ではなく、ファンのためのもの」 ─ ワンダ役エリザベス・オルセン、スーパーヒーロー疲れは「あるのかも」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役を演じてきたエリザベス・オルセンが、近年ささやかれる“スーパーヒーロー疲れ”について語った。
米Peopleによると、オルセンは10月4日に米ハンプトン国際映画祭のトークイベントに登場し、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)から演じてきたワンダ役を「大好きで、いつでも戻りたい」役柄だと表現した。
「本当に実りのある仕事でした。私自身にとって、また私の演じた役柄にとって、ストーリーもどんどんよくなっていった。本当に楽しかったですし、継続中のテレビシリーズで再演している人もいます。こういうフランチャイズに参加できるのはとても稀有なことです。」
なかでも「ワンダヴィジョン」(2021)以降については、「想像したこともなかったほど充実していた」という。今後についても「コミックには、私がやってみたい、そしてファンの皆さんも観てみたいキャラクターの展開がまだ残っています」と語った。
もっとも「ワンダヴィジョン」以降の時期──つまりは『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のあとだ──は、ファンや批評家の間で“スーパーヒーロー疲れ”がささやかれていた期間でもあった。最近はようやく持ち直しつつあるが、映画作品の興行収入が低迷し、ドラマの視聴者数も減っていた時期があったのである。
オルセンはこうした現象を、「私たちが、文化として少し飽きてしまうことはあるのかもしれません」と認めた。「けれども、(MCUには)親しみを感じるところがあります。唯一無二で、進行中のテレビ番組に出ないかぎり、あんな経験はできないと思う。そういう一貫性は好きだし、気持ちがいいもの。仕事が安定しているのはいいもので──これは誰でも同意してくれると思います」。
ちなみに、オルセンはトークのなかでこうも述べている。「(MCUの)映画は批評家のためのものじゃない。ファンのためのものです」。
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Source: People