エリザベス・オルセン、「ゲーム・オブ・スローンズ」デナーリス役のオーディションは「ひどかった」 ─ 10年以上前の出来事、今も後悔

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品のワンダ・マキシモフ役で知られるエリザベス・オルセンはかつて、人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のオーディションを受けていた。演技の道を本格的に志し始めた2009年頃に受けたという同役のオーディションは、オルセンの中で10年以上が経った今でも苦い記憶として残っているようだ。
オルセンが受けた役は、エミリア・クラークが演じたデナーリス・ターガリエン。数多く存在するメインキャラクターの中で、フルシーズンで登場した数少ないひとりだ。米The Hollywood Reporterのポッドキャストで当時を振り返ったオルセンは、「ニューヨークにある小さな一室で、カメラを持ったキャスティング・ディレクターのアシスタントとオーディションを受けました」と詳細を思い起こす。
「彼らが脚本を読んで、わたしはカリーシ(デナーリスの別称)のセリフを話しました。彼女が炎から出てくるところの。ひどかったですね。呼び戻しの電話も来ませんでした。」
オルセンがデナーリス役のオーディションについて後悔を語ったのは今回が初めてのことではない。「ゲーム・オブ・スローンズ」ファイナル・シーズン最終話が米国で放送される直前の2019年5月中旬にも、「忘れていましたがカリーシ役を受けました」と明かしていたのだ。この時、オルセンは「これまでで一番きまずかったオーディション」とまで話していた。
今となっては、MCUのワンダ役でおなじみのオルセンだが、もしもデナーリス役の座を射止めていたら、その後に歩んでいたキャリアは全く違ったものになっていたはず。一方で、オルセンが演じるデナーリスも見てみたかったと思うファンも多いだろう。
オーディションこそ落ちたオルセンだが、その後はいちファンとして「ゲーム・オブ・スローンズ」に熱中していたそう。2019年の発言時、オルセンは「すごくハマっていて、キット・ハリントンのことしか考えられません」とジョン・スノウに夢中だったことを明かしていた。「彼にはうまい具合に洗脳されました」。
ちなみに、デナーリスを演じたエミリア・クラークは、新作ドラマシリーズ「シークレット・インベージョン(原題:Secret Invasion)」でオルセンが属するMCUの仲間入りを果たす。
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