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スカーレット・ウィッチ役エリザベス・オルセン、MCU復帰を示唆 ─ 「何も言えませんが、とにかく戻りたい」

ワンダヴィジョン
『ワンダヴィジョン』 ディズニープラスで配信中 (c) 2021 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役を演じてきたエリザベス・オルセンが、将来的なMCU作品への復帰を示唆した。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で本格的な初登場を果たしたワンダは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)に登場し、成長の物語が継続的に描かれてきた。「ワンダヴィジョン」(2021)『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)ではキャラクターの方向性を変化させ、スカーレット・ウィッチとして覚醒するに至っている。

もっとも『マルチバース・オブ・マッドネス』を経た今、ワンダの再登場については謎のベールに包まれたままだ。オルセン自身も復帰の意志を示しつつ、「今後のことは何も知りません」と話していた。しかし同作の公開から1年近くが経過した今、水面下では動きがあったのかもしれない。

クウェートで開催されたComfest Conに参加したオルセンは、「今後のワンダにはどんな道を進んでもらいたいですか?」との質問に、言葉を選びながら「私が言いたいことをそのまま言うと、何かしらをバラすことになってしまうと思うんです」と回答。“何かしら”のアイデアが存在することを匂わせた。「ケヴィン・ファイギは私たちのしたいことを聞き、それを実現してくれる人。だから何も言えませんが、とにかく(MCU)に戻りたいと思っています!」。

オルセンの慎重な口ぶりは、『マルチバース・オブ・マッドネス』の公開当時とは大きく異なるものだ。近々の復帰が計画されているとして、登場する可能性が高いのは「ワンダヴィジョン」のスピンオフとなる「アガサ:カヴン・オブ・カオス(原題)」か、クロスオーバー大作となる『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)』『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』だろう。しかし、いかなる形でワンダを復帰させることができるのだろうか?

今回のイベントで、オルセンは「(マーベルと)契約した時点ではどうなるかわかっていなくて、映画に2本と、あと1本くらいカメオで出るんだろうと思っていた程度でした。どこまで連れていってもらえるかは本当に知らなかったんです」とも語っている。「自分のやるべきことをたくさん与えてもらえて、永遠に忘れられない役になりました。すごく楽しい旅をしてきたと思います」。

ちなみにマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、以前「(スカーレット・ウィッチには)もっと描けることがあります。コミックで描かれた彼女のストーリーラインには、まだほとんど触れていませんから」と述べていた。やはりスカーレット・ウィッチは帰ってくる…?

Source: The Direct

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。