スカーレット・ウィッチ役エリザベス・オルセン、「自分でスタントをやるのはバカバカしい」と心境吐露 ─ 『ドクター・ストレンジ/MoM』で苦戦

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンは、どうやらマーベル出演作で自身が挑んだスタントシーンに「思うところ」があるようだ。
米番組「The Late Show with Stephen Colbert」に出演したオルセンは、現時点で最後に出演したMCU映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)で自ら挑んだワイヤースタントを振り返った。
「30フィート(約9メートル)上から落とされて着地しなければならなかったんです。(着地の)衝撃があるように見せるため、かなりのスピードで私を落とそうとしていたのに、私はピーターパンがフェンシングするようなポーズで着地し続けてしまって。“スタントダブルを使えばいいじゃない”と思いました。こんなのバカバカしいって。ダブルの存在には理由があるし、フェイススワップなんかも出来ますよね。」
自身のワイヤースタントに不満を感じていたにもかかわらず、本編ではその映像が使われたといい、オルセンは納得がいっていない様子。別のMCU映画でやったワイヤースタントでは、落下時に胃が浮くような感覚に笑いが止まらず、何度もテイクを撮り直さなければならなかったという裏話も披露した。
「これだけ映画を通して発展しているテクノロジーがあるのに、あの映画(『マルチバース・オブ・マッドネス』)では私がやったスタントを使うことを選んだんですから。全部のスタントはやりませんでしたが、ほとんどをこなしたし、皆さんの時間を無駄にしてしまいました。スタントダブルの方がずっと上手くやれるのに。」
昨今のハリウッドでは、ハードなスタントを自ら演じることにこだわる俳優も少なくない。そんな中、“スタントダブルができることはスタントダブルに”という思いを明言したオルセンの姿勢はやや珍しいものだ。
ちなみにオルセンは、将来的なMCU復帰について、「ワンダヴィジョン」(2021)のアガサ・ハークネスを主人公とするスピンオフドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス(原題)」に登場する可能性に「こういう質問にどう答えていいのか……その、“出ると思います”以外に」と、本気なのかジョークなのか判別がつかない答えを返していた。
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Source: The Late Show with Stephen Colbert