「ONE PIECE」はアニメの実写化ではなく、漫画の実写化である ─ 「アニメ版の権利を持っていません、漫画の権利です」

Netflixシリーズ「ONE PIECE」は、「アニメ」ではなく「漫画」の実写化だ――。製作陣があらためて、ドラマ版は尾田栄一郎による「漫画」の翻案であることを強調している。
米IGNの取材に応じたトゥモロー・スタジオのベッキー・クレメンツは、実写版のベースは「常に漫画です。決してアニメではありません。それには理由がいくつかあります」とコメント。次のように説明した。
「そもそも漫画を実写化すること自体が難しいのに、そこに“漫画→アニメ→実写”という中間段階を加えたら、漫画の持つ美しさや純粋さの一部を失ってしまうように感じました。アニメは映像作品なので、実写版に大きな影響を与える可能性もあります。」

そのため「原作を知らない俳優やエージェントには、“漫画だけを読んでほしい”とお願いしていた」と明かす一方、「それは不可能だった」と加えている。「アニメを先に観た人は、すぐ分かります。彼らはしばしばアニメ版のキャラクターをなぞるように演じていますからね。だからこそ、常に(基準は)漫画でした」。
シーズン2の共同ショーランナーのジョー・トラッツも、「多くの人が本作を“アニメの実写化”と言っていますが、実際に翻案しているのは漫画の方です」「アニメだけを参照したら、“翻案の翻案”をしていることになる」と語っている。
「漫画こそがオリジナルの原作であり、いわば“聖書”のような存在です。アニメでは、時に異なる描き方をされることもあるし、漫画の正史にないストーリーも含まれています。そうした要素にオマージュを捧げることもありますが、基本的には漫画です。まるで漫画のページから直接、初めてスクリーンに映像化されるかのように扱っているんです。」
製作総指揮のイアン・ストークスは、「僕らはアニメ版の権利を持っていません。漫画の権利です」としたうえで、「実はアニメ版を観たことがない」と告白。「ドラマ版の演出や作り方に影響を与えかねない」ため、あえて観ないようにしていたという。
ドラマ「ONE PIECE」は、シーズン1&2で原作コミック第17巻までの内容を実写化。トラッツが述べたように、劇中にはアニメ版の楽曲や小ネタも盛り込まれているが、あくまで本筋に影響のない演出にとどまっている。本作の拠りどころが「漫画」であることに変わりはないようだ。
Netflixシリーズ「ONE PIECE」シーズン1&2は配信中。シーズン3は現在撮影中で、2027年に配信予定。
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Source:IGN





























