『ONE PIECE』実写版、ネクスト「ストレンジャー・シングス」なるか ─ Netflixがシリーズ化を視野に

尾田栄一郎による世界的人気漫画『ONE PIECE』が、Netflixにてドラマ実写化される。“ひとつなぎの大秘宝”を巡る航海のはじまりの物語が描かれることが予想されている本作だが、どうやらNetflixでは、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016−)のような壮大なフランチャイズ/シリーズにする計画があるようだ。
この度、ロイターの取材に、Netflixのバイス・プレジデントであるマシュー・チュネル氏が登場。「私たちは、Netflixのバージョンの『スター・ウォーズ』や『ハリー・ポッター』を持ちたいと考えており、それを作り上げるために努めています。しかし、それらは一夜にして作れるようなものではありません」と、Netflixが目指す未来を明かしている。そのビジネスモデルとなるのが、2016年から始まったNetflixシリーズ「ストレンジャー・シングス」だという。
“裏側の世界”に潜む凶暴な怪物と子どもたちの戦いを描く「ストレンジャー・シングス」は、シーズン4まで現在製作されており、つづくシーズン5をもってフィナーレを迎える。メインシリーズとは別に、スピンオフドラマや舞台化まで決定済みであり、さらにはさまざまなコラボレーションでのオリジナル商品が展開中。まさしく、Netflixの看板作品というわけだ。
そんな「ストレンジャー・シングス」のようにフランチャイズ化し得る作品として、『ONE PIECE』実写版の名前が挙げられている。具体的な方法については言及されていないが、シーズン1以降の製作がすでに検討されているということかもしれない。
まもなく最終章に突入する漫画『ONE PIECE』には、モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味以外にも、ファンから愛される海賊たちが数多く登場したり、それぞれのキャラクターの過去編や外伝が存在したりする。それらをスピンオフ作品として展開することもできるだろう。もっともその行方は、シーズン1の視聴者からの反応や視聴回数次第になりそうだ。
ちなみに、『ONE PIECE』実写版は現在撮影中。麦わらの一味のキャストは、船長のルフィをスーパールーキーのイニャキ・ゴドイ、ロロノア・ゾロを新田真剣佑、ナミをエミリー・ラッド、ウソップをジェイコブ・ロメロ・ギブソン、そしてサンジをタズ・スカイラーが演じる。
Netflixシリーズ「ONE PIECE」は全世界独占配信。
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Source: Reuters