ノーラン最新作『オッペンハイマー』初画像が到着、『TENET テネット』ケネス・ブラナーが出演決定

クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』より、主演キリアン・マーフィーが演じるロバート・オッペンハイマーの初画像が公開された。あわせて、ノーラン監督とは『TENET テネット』(2020)に続く連続タッグとして、ケネス・ブラナーの出演も判明している。
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『オッペンハイマー』の主人公は、“原爆の父”と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマー。第二次世界大戦における原子爆弾の開発・製造計画「マンハッタン計画」を主導した人物として知られており、劇中では原爆開発から、のちに核兵器の国際管理の必要性を訴え、水素爆弾への抗議活動を行うに至るまでのオッペンハイマーの半生が綴られるという。
このたび公開されたのは、キリアン・マーフィー演じるロバート・オッペンハイマーの初画像。オッペンハイマーは帽子を目深に被り、タバコを加えているが、これは本作の原作書籍『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(上・下巻)』(PHP研究所)の表紙に写るオッペンハイマー本人を意識したものと思われる。
マーフィーのほか本作には、エミリー・ブラントやロバート・ダウニー・Jr.、マット・デイモンら豪華キャストが集結している。このたびこの面々に、『ダンケルク』(2017)や『TENET テネット』などで知られるケネス・ブラナーと『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)などのオールデン・エアエンライク、「ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル」(2005-2010)のデヴィッド・クラムホルツの3名が出演者として新たに加わることもわかった。ほか共演に、フローレンス・ピュー、ラミ・マレック、ジョシュ・ハートネット、デイン・デハーン、ジャック・クエイドが名を連ねている。
脚本はノーラン監督自らが執筆。製作スタッフには『TENET テネット』のチームが再集結し、撮影監督をホイテ・ヴァン・ホイテマ、編集をジェニファー・レイム、音楽をルドウィグ・ゴランソンが務める。2022年2月より撮影もスタートしている。
映画『オッペンハイマー(Oppenheimer)』は2023年7月21日に米国公開予定。
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