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オスカー・アイザック、『スター・ウォーズ』復帰は「また家を建てたくなったら」とジョーク

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』来日イベント

『スター・ウォーズ』新3部作でレジスタンスのパイロット、ポー・ダメロンを演じたオスカー・アイザックが、いずれシリーズに戻る日は来るのかどうか……。映画・テレビの両面で拡大路線を継続している『スター・ウォーズ』シリーズだが、オスカー自身は復帰には消極的らしい。米Deadlineにて本人が語っている。

ポール・シュレイダー監督による新作映画『The Card Counter(原題)』の撮影再開を間近に控えた今、オスカーは『スター・ウォーズ』への参加で得た“学び”を率直に明かした。

「ああいう(大作)映画に挑戦するのは楽しかったですよ。素晴らしいアーティストや俳優の皆さん、小道具の職人さん、セットのデザイナーの方々と一緒に仕事をするのもすごく良かった。そういうことを目指してきたわけではなかったので。僕が目指してきたのは、ハンドメイドの映画を作ることや、自分に刺激を与えてくれる人たちと働くことだった。」

実際のところ、オスカーは『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2013)や『エクス・マキナ』(2015)、『アナイアレイション -全滅領域-』(2018)など、中規模・小規模作品にも多数出演。オスカーのフィルモグラフィにとっては、『スター・ウォーズ』こそ異色作なのである。

「たとえばポール(・シュレイダー)の映画は僕のDNAに刻み込まれているし、そういう人は僕だけじゃない。ある世代の俳優は、みんな自分を作った映画というものがあって、僕にもそういうものはあります。」

ここから窺えるのは、オスカーの俳優としての指向性と、『スター・ウォーズ』というシリーズがはらむもののギャップだ。事実、新3部作の完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)の公開以前、オスカーは「人生のうちの一章が終わる」ような感覚だといい、完結には「幸せに思うし、満足している」と語った。「だから、どんなことがあればこの役をもう一度やりたいと思うのかわかりません」。

今回もオスカーは、『スター・ウォーズ』への復帰について尋ねられるや「たぶん…どうでしょうね。また家を建てたくなったら、とか」とジョーク交じりに答えている。げに恐ろしきは大作映画のギャランティなり、である。

オスカー・アイザックのジョーク・シリーズ

Sources: Deadline, Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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