『パディントン2』Rotten Tomatoesスコアが99%に落ちてしまった件をポール・キング監督らが振り返る ─ ヒュー・グラント「あれは僕が書いた」

南米ペルーからロンドンにやって来た、キュートなくまのパディントンの冒険がハートウォーミングに描かれる『パディントン』シリーズ。続編『パディントン2』(2017)は傑作との呼び声高く、レビューサイトの米Rotten Tomatoesでは批評家スコア100%を誇っていたが、ある時点で追加された一本の批評によって99%に降格していたという出来事がある。その件にポール・キング監督が反応している。
米Entertainment Weeklyの企画では、キングが監督を務めた最新作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のキャスト、ティモシー・シャラメやヒュー・グラントらが監督を囲んで映画について語り合った。その中で、『パディントン2』の件が話題に上った。
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』と『パディントン2』には、キング監督と出演者のグラントという共通点がある。シャラメが「あの映画は本当に“ほぼ”完璧な映画でした」とコメントすると、キングは「何が問題だったの?“ほぼ”ってハッキリ言ったよね」と指摘。シャラメが「Rotten Tomatoesに悪評が一件だけあるやつですよ」と答えると、キングをはじめとするメンバーが、かつて『パディントン2』のスコアがRotten Tomatoesで100%だったことを思い出した。
キングは、「誰かが凄く怒っていて、この映画をダメにしてやろうと思ったのかな。“お前はダメだ!”と言いたくなるのは人間の大きな衝動だからね」とコメントすると、ブラックジョークが得意なグラントは「あれは僕が書いたんです。なんで、そんなことしちゃったんだろう?」と応えた。
『パディントン2』を完璧スコアから引きずり下ろしたレビューでは、本作を「不自然でバカバカしい」と称し、パディントンのキャラクター像についても、かなり否定的な言葉で酷評している。
もちろんスコアに関係なく、このシリーズは世界中のファンから愛されている。、ニコラス・ケイジが本人役を演じる映画『マッシブ・タレント』(2022)でも、『パディントン2』を観てケイジが感動のあまり大号泣する展開となっていた。
なお、赤い帽子とブルーのコートがトレードマークのパディントンは、2024年11月8日に米公開となるシリーズ第3作『Paddington in Peru(原題)』でカムバックし、最新作ではパディントンの故郷ペルーで冒険が繰り広げられる予定だ。
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Source:@Entertainment Weekly , Entertainment Weekly