『ピーターラビット3』既にアイデアあり ─ 「どうかしちゃってる」クレイジーな脚本ほぼ完成済み

2018年のヒット作『ピーターラビット』の続編、『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』が2021年6月25日より公開となる。THE RIVERでは、前作に引き続き、ウィル・グラック監督への再インタビューを行う機会に恵まれた。
振り返ってみれば、前作『ピーターラビット』日本公開前の時点で、既に2作目(今作)の製作が正式に決定していた。当時監督は「また続編のストーリーのアイデアを考えなきゃ。募集中ですので教えて下さい(笑)」なんて話していたものだが、それから3年が経ち、完成した『ピーターラビット2』を送り届けてくれた監督。それでは、今回も既に続編について考えているのだろうか。
THE RIVERが『ピーターラビット3』の可能性について監督に尋ねてみると、「はい、既にアイデアもストーリーもあります」との嬉しい回答。もっとも、「まずは『ピーターラビット2』の反応を見ます」ということだから、続編を期待するファンは、今作を一生懸命盛り上げるのが良さそうだ。
気になる『3』の検討中のアイデアについて、なんとか少しでもヒントをくれないかと懇願してみたものの、さすがに「ダメです(笑)」と断られてしまった。「でも、すごく良い感じで、気に入っています」。
ちなみにウィル・グラック監督は、THE RIVERとのインタビューからおよそ一月半後に海外で公開されたインタビューでは、3作目の脚本を「ほぼ書き終えたところ」と話しており、その内容について「どうかしちゃってる(Bananas)」と表現している。「3作目のオープニングシーンは、めちゃくちゃクレイジーですよ」。
『ピーターラビット』1作目では戦争映画『プライベート・ライアン』(1998)を、そして今作『ピーターラビット2』では『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)のようなガイ・リッチー映画や『バンク・ジョブ』(2008)、『オーシャンズ11』(2001)、さらにマフィアものの「ザ・ソプラノズ」を参考にしていたというグラック監督。早くもそのクレイジーぶりを予告している第3作、実現すればこれまで以上にとんでもない映画になりそうだ。
既に3作目へのアイデアも準備されている『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は、2021年6月25日(金)より公開。THE RIVERでは、監督とのフルインタビュー記事も公開中だ。