【インタビュー】なぜピカチュウはふさふさ、もふもふなのか ─ 『名探偵ピカチュウ』ロブ・レターマン監督に訊く

なぜピカチュウを”ふさふさ&もふもふ”に?

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『名探偵ピカチュウ』予告編映像がネットで公開された頃、ポケモンたちの質感表現が話題となった。ピカチュウをはじめ、プリンやカビゴンも毛に包まれた”ふさふさでもふもふ”姿になっていたのだ。「正直、カビゴンに毛があるイメージはありませんでした」と伝えてみると、ロブ監督は「複雑な道のりがありました」と振り返って説明する。
「ポケモンを実写化するなら、どうすればリアルなものになるか。そのまま映像化しては、プラスチックのような質感になってしまいます。プラスチックみたいなカビゴンはリアルじゃない。だから、現実に存在する質感を当てはめてみるところから始めました。動物、植物、鉱石など、自然界由来の質感で検討したんです。
それから、(日本語で)”可愛い”というのも重要でした。ポケモンを可愛くしたかったので、ピカチュウは”ふさふさ”に。もしも毛がなかったら、ただの黄色い風船みたいになっちゃう。」

製作の米レジェンダリー・ピクチャーズは、早くも『名探偵ピカチュウ』続編の準備を開始。既に脚本家も決定したという報道も。キャスト陣や監督の続投は明らかになっていないが、続編への意欲は?少々気が早い質問にも、「構想はしていますよ」と答えてくれた。
「今作がうまくいけば続編も手掛けたいです。でも自信はあります。全てはファンの反応にかかっていますね(笑)。」
映画『名探偵ピカチュウ』は2019年5月3日(金)より大ヒット公開中。
『名探偵ピカチュウ』公式サイト:https://meitantei-pikachu.jp/