『猿の惑星』新作映画、3部作として進行中か ─ スタジオは脚本を高評価
『メイズ・ランナー』シリーズのウェス・ボールが監督を務める『猿の惑星』の新作映画は、どうやら新たな3部作の幕開けを告げる作品となりそうだ。
リメイクやリブートを含めると、これまでに計8作品が発表されている『猿の惑星』シリーズ。2010年代には、『猿の惑星:創世記』(2011)『猿の惑星:新世紀』(2014)『猿の惑星:聖戦記』(2017)から成る前3部作が製作された。そしてかねてより進行中の新作映画では、ウェス・ボールが監督として参加しているほか、ドラマ「スノーピアサー」(2020-)のジョシュ・フリードマンが脚本家として就任している。
米Deadlineの記者によると、製作を務める20世紀スタジオとディズニーは、2022年5月頃に届いたという本作の脚本を非常に高く評価しているとのことで、「新3部作を牽引するような映画の主役を見つける準備をしているところみたいです」と、Twitterにて証言している。2022年3月に20世紀スタジオは、「まもなく脚本の草案が到着する見込みです」と報告していたが、その草案について満足しているということだろう。撮影については、「(2022年)晩夏から初秋には行いたいと思っています」とも予告していた。
この3部作という新情報は、ウェス・ボール監督が、パラマウント・ピクチャーズの新作映画『Harbinger(原題)』から降板したという報道に付け加える形で、Deadlineの記者が伝えたもの。この降板の理由こそ、『猿の惑星』の製作に専念するためと報じられている。1作目以降も監督を務めるのか、注目が集まるところだ。
本作の物語については不明のままだが、ウェス・ボール監督は過去に、「シーザーの遺産はこれからも続きます」としながらも、「第4作として作ることには興味ありません。自分たちらしいものを作りたいんです」と述べていた。あくまでも新たなるトリロジーとなりそうだ。
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Source: Deadline , Justin Kroll