Netflix『プロジェクト・パワー』、続編の可能性は ─ 脚本家は前向き「盛り込めなかったアイデアたくさん」

8月14日より全世界配信開始となったNetflixオリジナル映画『プロジェクト・パワー』(2020)が、アメリカ国内における配信初週の視聴数で首位を記録した。『ベイビー・ドライバー』(2017)のジェイミー・フォックスと『インセプション』(2010)のジョセフ・ゴードン=レヴィット、2人の人気俳優が共演しただけあり、さすがの結果と言えよう。好成績を収めたNetflix作品で期待されるのは続編の製作だ。
この度、本作で脚本を務めた新鋭マットソン・トムリンが米Polygonのインタビューに登場。トムリンによれば、本作には「映画で盛り込めなかったアイデアがたくさんある」といい、「もし続編ができるくらい運が良ければ、(そのアイデアが)日の目を見ることになるでしょう」と明かしている。
「大半は終わるべきところで物語を終えました。なぜなら、劇中の出来事を続編が作れるくらいの方向性にしたかったからです。“パワー(超能力が得られる謎の薬)”は都市伝説みたいなもので、皆はまだ何なのか分かっていないと思うんです。つまり、とてもワクワクするようなチャンスなんです。“これが実在するとみんなが知った時、世界はどう変わるのか?”というような。命ある全てのものが潜在的に生きているということへの見方が変わると思うんですよ。こういうのが(続編で)できたら良いですね。」
本作の続編製作に関する具体的な情報は現時点で伝えられていないが、その可能性は大いにあるだろう。なぜならNetflixは、サンドラ・ブロック主演『バード・ボックス』(2018)やクリス・ヘムズワース主演『タイラー・レイク -命の奪還-』(2020)など、圧倒的な視聴者数を記録した人気作品の続編制作を積極的に展開している為だ。ジェイミーやジョセフも好成績をSNSで喜んでおり、続編企画が決まった暁には2人の続投にも期待したいところ。
ちなみに、トムリンは今後の参加作として、ロバート・パティンソン主演のDC映画『ザ・バットマン(原題:The Batman)』やハリウッド実写映画版『ロックマン(原題:Mega Man)』を控えている。
『プロジェクト・パワー』は、謎の組織が製造した5分間だけ超人的なスーパーパワーを得られる薬“パワー”が拡散したアメリカ・ニューオリンズが舞台の超過激スペクタクル・アクション大作。不良だが街を愛する地元警官(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)、過去に娘を奪われたことで復讐を誓う元傭兵(ジェイミー・フォックス)、売人の少女(ドミニク・フィッシュバック)ら、3人の荒くれ者たちが思いがけず協力し、街を危機から救い平和を取り戻すために立ち上がる。
Netflixオリジナル映画『プロジェクト・パワー』は独占配信中。