『ランペイジ 巨獣大乱闘』あらすじ、解説 ─ ロック様主演、ワイルドな怪獣映画を楽しみ尽くせ

『ワイルド・スピード』シリーズの超肉体派俳優、ドウェイン・ジョンソンと地上最強の巨獣たちが激突するパニック・アクション『ランペイジ 巨獣大乱闘』が、2020年2月29日(土)にフジテレビ「土曜プレミアム」で地上波初放送となる。

原作は1980年代に登場したアーケード・ゲーム「RAMPAGE」で、大きな怪獣が街で繰り広げる、文字通りの「巨獣大乱闘」が画面狭しと繰り広げられる。
人類代表の主演は、「ロック様」の愛称でも知られるスーパースターのドウェイン・ジョンソン。『ワイルド・スピード』シリーズなど破天荒な役が似合う大男の印象だが、そんなロック様さえちっぽけに見えてしまうほどにデッカい怪獣バトルエンターテインメントに仕上がっている。クヨクヨせず、スカッと楽しめる一作だ。
この記事では、本作で超絶大乱闘を繰り広げる怪獣の紹介や、鑑賞のお供となる豆知識をまとめよう。
『ランペイジ 巨獣大乱闘』あらすじ
霊長類学者デイビス(ドウェイン・ジョンソン)は幼い頃から世話をしているゴリラのジョージと深い絆で結ばれていた。ジョージは高い知能とユーモアをあわせ持ち、手話でデイビスとコミュニケーションを取ることができるのだ。ある日、欲に目がくらんだ企業の遺伝子実験が失敗し、ジョージをはじめとする動物が巨大化して暴れ始める。あらゆる動物の長所を取り入れた遺伝子により、巨獣と化した動物たちは、北米大陸を破壊しながら横断していき、軍による攻撃も効果がない。デイビスはこの大惨事を食い止めるため、解毒剤を探し求めて奔走するが……。
3体の巨獣大紹介
まずはじめに、本作で大乱闘を繰り広げる3体の巨獣、ジョージとラルフ、リジーを紹介しよう。
ジョージ(ゴリラ)

全長12.1メートル、体重9.06トン。
アルビノの白いゴリラで、本来優しいゴリラだったジョージは、謎の緑煙を体に浴びたことで“巨獣化”。成長が止まらないサメの遺伝子や、シロナガスクジラの成長率、カブトムシの強靭さ、チーターのスピード、トゲマウスの細胞修復能力など、ありとあらゆる遺伝子を混ぜ合わせた予測不能の特殊生物へと変貌を遂げてしまったのである!
ラルフ(オオカミ)

高さ:14メートル、全長26メートル、体重13.8トン。
元々は自然界で群れをなして暮らすオオカミだったが、突如成長を遂げて高層ビル級の“巨獣化”。そんなラルフの最大の特徴は、なんと空を飛べること。突然変異でムササビのような羽を得たラルフは、街中を縦横無尽に飛び回ってビル群をなぎ倒していく!
リジー(ワニ)

高さ18.5メートル、全長68.5メートル、体重150トン。
普通のワニだったリジーは、“巨獣化”によって、巨獣の中でもトップクラスの超ビッグサイズに。その黒いウロコはチタンより硬く、足の指は車の大きさを超え、尻尾の先がスパイクボールのように変異する。もはやワニの面影すらなく、ドラゴンと恐竜が合体したかのような姿へと変貌するのだ!
ドウェイン・ジョンソン(ヒト)

全長1.96メートル、体重118キロ。
元WWE世界王者8度制覇の最強プロレスラー。数多のアクション映画で活躍する肉体派スターが今回演じるのは、なんとこう見えても霊長類学者のデイビス・オコイエ。ぜんぜん学者のビジュアルじゃないぞ! しかしいつもと違うのは、強すぎる巨獣たちの出現によって、人類代表のロック様が図らずも「最弱」となってしまったこと。さて、今度はどんな戦いぶりを見せてくれるのか、本当に巨獣相手に勝つことができるのか……?