ジェレミー・レナー事故から1年、いよいよ俳優復帰へ ─ まもなく主演ドラマ「メイヤー・オブ・キングスタウン」シーズン3撮影開始

ジェレミー・レナーが瀕死の重傷を負った大事故が発生したのは2023年1月1日、正月のことだった（米国時間）。それから1年も経たぬうち、この不屈のスーパーヒーローは見事な回復を遂げ、間も無く俳優業復帰を果たす。

レナーは2024年1月より開始される、主演ドラマ「メイヤー・オブ・キングスタウン」シーズン3の撮影と共に俳優業復帰。これに向けてレナーはInstagramで、アイリス役で共演するエマ・レアードの「実現します」「来週から大好きなジェレミー・レナーと戻ります」との投稿をシェア。予定通り、次週から現場に戻ることを伝えた。

レナーが事故に遭った2023年正月当時、このドラマは1月15日から始まるシーズン2米放送を控えていたタイミングだった。巨大除雪車に轢かれて全身30箇所以上を骨折し、一時は生死の境を彷徨って死も覚悟したというレナーだったが、治療とリハビリの最中にもSNSでは積極的にシーズン2の宣伝を行なっていた。レナーのリハビリを担当した専門家によれば、彼が経験していた痛みは「常人なら精神的に耐えられないレベル」だったという。それにも関わらず、事故から3ヶ月ほどで杖をつきながらTV番組やイベントに登場して笑顔を振りまいた。

この度復帰する「メイヤー・オブ・キングスタウン」シーズン3の製作決定は9月の時点で発表されていたもの。スタジオや製作陣は、この時点で年明けからレナーは復帰可能であり、またレナーにもその意欲や確信があったということだ。地上に存在するありとあらゆる治療法を試したというレナーだが、最も有効だったセラピーは、「意志と努力」だったという。

そもそも、この事故でレナーは、制御が効かなくなった除雪車に轢かれそうになっていた甥を助けるために犠牲になっていた。生還したレナーはさらに、「助かった命を無駄にするのではなく、家族や友人、そして僕に耐える力を与えてくれた皆さんに恩返しをしたい」とコメントしている。

ジェレミー・レナー主演のドラマ「メイヤー・オブ・キングスタウン」は、現在シーズン1がWOWOWオンデマンドまたはJ:COM STREAMを通じてParamount+で国内視聴できる。