『マイティ・ソー』主役オーディションに落選したアラン・リッチソン、「真剣に受け止めていなかった」 ─ 苦い下積み時代を振り返る

「ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~」(2022‐)の主演で注目され、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023)などでも屈強な肉体を披露しているアラン・リッチソンが、マーベル映画『マイティ・ソー』(2011)の主役オーディションに落選したことを明かした。
リッチソンは米Men’s Healthのインタビューで『マイティ・ソー』のオーディションを振り返り、「オーディションを真剣に受け止めていませんでした。“自分がキャラクターに似ていれば、僕に役を与えてくれる。演技なんて誰も気にしないだろう”と思っていました」と回想。身長188センチで体重90キロ、筋骨隆々な自身の体格に自信があったようだ。
しかし、最終的にソー役に抜擢されたのは、当時ハリウッドで無名だったクリス・ヘムズワースだった。オーディション後にリッチソンのチームはキャスティング関係者から、リッチソンは役に足る“技量”を示さなかったと伝えられたという。
思いがけない失敗に落ち込んだリッチソンは、演技コーチと一緒に3週間かけてオーディションシーンの練習に打ち込んだという。さらに、パラマウント・テレビジョン・スタジオとCBSスタジオのキャスティング部門で部長を務める、デボラ・アクイラの専属演技クラスへの参加を申し込んだそうだ。
2018年、リッチソンはDCドラマ「Titans/タイタンズ」(2018‐2023)で主人公ディック・グレイソン役のオーディションに臨んだ。しかし、「歳を取りすぎている」との理由で再び落選。「とても自信がありました。人生で最高のオーディションだと思いました」とリッチソンは振り返る。「自分抜きでこのドラマを作ることなんかできないはずだ」とまで思ったというが、最終的にはホーク/ハンク・ホール役に起用された。
主役の座をなかなか射止めることができないでいたリッチソンだったが、ついに「ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~」で主演に抜擢。シリーズはヒットし、シーズン3への更新も決定済みだ。
ちなみに、リッチソンは「タイタンズ」のほか、スーパーマンの青年時代を描くドラマ「ヤング・スーパーマン」(2001‐2017)で3シーズンにわたりアクアマン/アーサー・カリー役も演じたことがあり、何かとスーパーヒーロー役に縁のある俳優。海外ファンの間では新DCユニバースで次期バットマン役を演じてほしいと期待されており、リッチソンも「間違いなくやりたいです。史上一番カッコいいキャラクターの一人ですから」と語っていた。
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Source:Men’s Health