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マーク・ラファロ、ハルク単独映画のアイデア語る「面白くなりそう」 ─ ドラマ「シーハルク」登場は検討中

マーク・ラファロ 東京コミコン2019
©THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でブルース・バナー/ハルク役を演じてきたマーク・ラファロには、ファンが待望するハルクの単独映画のアイデアがあるらしい。米Varietyにて、ラファロはハルクの過去・現在・未来を語っているのだ。

過去、ハルクの単独映画は2度製作されている。エリック・バナ主演による『ハルク』と、MCUの単独映画『インクレディブル・ハルク』(2008)だ。後者で主演を務めたエドワード・ノートンは、この一作をもってハルク役を降板し、『アベンジャーズ』(2012)からラファロが登板している。一方、ハルク単独映画の製作権を有するのは、マーベル・スタジオではなくユニバーサル・ピクチャーズ。2008年以来、単独映画が作られていないのには大人の事情もあったのだ。

しかしラファロは、今でも新たな単独映画の実現に希望を捨てていない。「すごく面白くなりそうなアイデアがあるんですよ」と語るラファロは、『ブラック・ウィドウ』(2020年11月6日公開)と同じく、キャラクターの過去にさかのぼるアプローチに関心を抱いているようなのだ。

「僕たちはまだ、彼(ブルース)の人生にきちんと踏み込んだことがないですからね。彼はいつもどこかへ行ってしまうようなところがある。まるでアベンジャーズのローゼンクランツとギルデンスターン(※記事文末参照)ですよ。それぞれの映画の間でどんなことがあったのか、空白を埋めていくのは面白いと思うんです。」

確かにブルース/ハルクの物語は、これまでほとんど描かれてきていない。『インクレディブル・ハルク』から『アベンジャーズ』までの時間、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)から『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)までの時間、そして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)までの劇的な変化でさえ、多くは語られなかったのである。

しかしラファロは、そんなブルース/ハルクの“空白”を考え抜いてきたのだろう。『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティ監督は、「ハルクがどんなことを言うのか、どんなふうに言うのか、彼(ラファロ)には確固たる考えがあった」と証言する。巨大化後のハルクはCGで描かれるものの、ラファロはモーションキャプチャーの作業さえ、すべて自分自身で演じたがっていたというのだ。

現在、MCUにおけるハルクの次なる出番は未定。ただし、Disney+でのドラマシリーズシーハルク(原題:She-Hulk)」については、出演に向けての話し合いに入ったことが判明している。ラファロは今回、話し合いが継続されていることを認めつつ「まだ契約を結んだ段階ではありません」と述べた。「良いアイデアが出れば面白い作品になると思います。すべては検討中です」


※注:ローゼンクランツとギルデンスターン/ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』に登場する、主人公の幼なじみ2人のこと。『ハムレット』では命令を受け、ハムレットの真意を探ろうとするが、あっさりと見破られて退場し、セリフ一言で死んだことにされてしまう。しかし1966年、英国の劇作家トム・ストッパードが、彼ら2人に焦点を当てた『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』を発表。同作では、2人は物語上の役割がわからないままに会話を繰り広げ、どちらかが何かを思いつけば、どちらかが台無しにしてしまう2人組を中心とする不条理的な喜劇が展開する。作品の構造や関係性を、ラファロはブルースとハルクに当てはめているということだろう。

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Source: Variety

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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