『アベンジャーズ/エンドゲーム』ルッソ監督、マーベル・スタジオと「いつも話し合っている」 ─ MCU復帰は「ふさわしい企画があれば」

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に参加したアンソニー&ジョー・ルッソ監督は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)を手がけ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でMCUでの大仕事を終えた。しかし、両者の関係性は今でも続いているという。
米Comicbook.comでは、多忙な中でも継続されているというマーベルとのコミュニケーションについて、ジョー監督が語っている。
「マーベルのケヴィン・ファイギやルイス・デスポジートとは、ずっと話をしています。それからヴィクトリア・アロンソとも。彼らはみんな友人だし、それぞれがどんな状況なのかをメールでやり取りしてるんですよ。それにルイスとは月に一回、ディナーに行っていますしね。いつも話し合いをしているんですよ。」
ジョーが言及したケヴィン・ファイギは、言わずと知れたマーベル・スタジオ社長であり、いまやマーベルのチーフ・クリエイティブ・オフィサーとなった人物。ルイス・デスポジートとヴィクトリア・アロンソは、それぞれマーベル・スタジオの重役であり、MCU作品に製作総指揮として名を連ねている。それほど頻繁に近況交換をしているということは、もしやルッソ兄弟がMCUに帰ってくる日もそう遠くないのだろうか?
「僕が思うに……また一緒にやるべきプロジェクトだと全員が判断したら、僕らはすぐに戻りますよ。」
もともとルッソ兄弟は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開当時からMCUへの復帰を示唆してきた。「ふさわしい素材、語るべきストーリーが見つかったら考えようと思います」と述べ、なかでもコミックの人気エピソード『シークレット・ウォーズ(Secret Wars)』を映画化には強い意欲を示しているのだ。今後はX-MENのキャラクターもMCUに登場するとみられるが、2人が一番撮ってみたいのはウルヴァリンなのだとか。
現在、ルッソ兄弟は自身の製作会社AGBOを通して数多のプロジェクトに携わっている。すでにソー役のクリス・ヘムズワースやスパイダーマン役のトム・ホランドとは再タッグを果たしており、ロバート・ダウニー・Jr.やクリス・エヴァンスとも企画の話し合いを進めているそう。いずれMCUではないルッソ監督作で、彼らの新たな表情が引き出されるかもしれない。
Source: Comicbook.com