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『アイアンマン2』悪役サム・ロックウェル、MCU復帰を「待っている」 ─ 『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』には「出てません」

サム・ロックウェル
Photo by Bryan Berlin https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sam_Rockwell_Talk_Easy.jpg Remixed by THE RIVER

『アイアンマン2』(2010)でヴィランのジャスティン・ハマーを演じたサム・ロックウェルは、今でもマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)への復帰を期待している……? 米ComicBook.comにて、現在の心境を率直に明かした。

ロックウェルが演じたジャスティン・ハマーは、トニー・スターク率いるスターク・インダストリーズのライバル企業、ハマー・インダストリーズのCEO。トニーへの恨みと嫉妬心を抱く策略家ながら、ビジネスの才能も人間性もはるか及ばないという、人間味あふれる悪役だった。その後の実写作品では、短編映画『マーベル・ワンショット:王は俺だ』(2014)に再登場している。

このたび、インタビューで「ジャスティン・ハマーやMCUの質問にはもう飽きていますか?」と尋ねられたロックウェルは、「僕もオタクだから、まだ飽きてません」と回答。「(マーベルからの)連絡を待っているんです。まだ来ていないですが、それでも待っている。『アベンジャーズ』を撮っているらしいですが、僕は出てません」。

ロックウェルは2018年にもMCUへの復帰に意欲を示しており、2023年にはアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」シーズン2第3話『もしも…ハッピー・ホーガンがクリスマスを救ったら?』で声優として9年ぶりにハマー役を再演。その後、2024年2月には、ウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズの単独映画『アーマー・ウォーズ(原題)』への出演に関心を寄せた(その後、『アーマー・ウォーズ』は企画の進捗が明らかになっていない)。

「ホワット・イフ…?」はMCUの異なる時間軸を描いたストーリーとあって、ロックウェルは正史(神聖時間軸)には11年登場していないことになる。もっとも、『王は俺だ』で共演したベン・キングズレー演じるトレヴァー・スラッテリーは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)や来たるドラマシリーズ「ワンダーマン」(2025)で活躍。『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2025)では『インクレディブル・ハルク』(2008)からサミュエル・スターンズ役のティム・ブレイク・ネルソンが17年ぶりに復帰していた。

少なくとも『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』でも出番はないらしいロックウェルだが、将来的な再演は決してありえない話ではない。実現した暁には、その卓越した演技で作品に唯一無二の厚みをもたらしてくれるはずだ。

Source: ComicBook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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