『アベンジャーズ』脚本家、『シークレット・ウォーズ』映画化の提案に困惑した ─ 翌朝「アイデアがある」と監督に電話

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の“マルチバース・サーガ”が、新たな集大成となる『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』と『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』の2部作に向けて突き進んでいる。
監督を務めるのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ。英Empireでは、アンソニーが「『エンドゲーム』は“終わり”だったので、それ以外のものとして考えられるまでには少し時間がかかりました」と語っている。もっとも、同作のあともマーベル・スタジオとはやり取りを続け、あらゆるアイデアを話し合っていたそうだ。
『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』の原案は、コミックでも人気の同名ストーリーライン。ルッソ兄弟もかねて大ファンだと語っており、『エンドゲーム』公開直後には「『シークレット・ウォーズ』を映画化するなら復帰する」と口にしていたが、ジョーによると『シークレット・ウォーズ』の映画化はあらかじめ決まっていたわけではなかったという。
「このアイデアよりも先に考えていたものはありましたが、いいストーリーが出てこなかったんです。そこでスティーブ(脚本家のスティーヴン・マクフィーリー)に電話して、“とんでもない発想だけど、みんなで『シークレット・ ウォーズ』をやるのはどうかな”と話しました。“それはダメだ、絶対にダメだ”と言われて電話を切りましたが、次の日の朝7時半に電話がかかってきて、“アイデアがある”と。」
すなわち企画が前進したきっかけは、ジョーの思いつきと、マクフィーリーのアイデアだったのだ。アンソニーは「全員に気合いが入るようなアイデアに出会ったんです。“これこそ僕たちが語るべき物語だ”と思いましたが、そんな日が来るなんて予想もできなかった」と振り返る。
『ドゥームズデイ』『シークレット・ウォーズ』2部作のプロットは不明で、現時点で決定しているのは、アイアンマン/トニー・スターク役を演じたロバート・ダウニー・Jr.が“悪役”ドクター・ドゥーム役で復帰すること。以前、ジョーは「たくさんのキャラクター、あらゆるストーリーラインが混ざり合う、非常に巨大な映画」になると予告していた。
ルッソ兄弟が復帰を決め、ダウニー・Jr.も乗ったアイデアとは、果たしてどんな内容なのか。英GamesRadar+のインタビューで、ジョーは「“本当にすさまじいアイデアだ、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)や『エンドゲーム』に匹敵する物語になる”と思えなければ、僕たちが復帰するはずがありません」とも言っている。
映画『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』は2026年5月1日、『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』は2027年5月7日に米国公開予定。
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Source: Empire, GamesRadar+