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『シャザム!』『アクアマン』続編、米国公開が再延期

シャザム!~神々の怒り~
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ワーナー・ブラザース&DCコミックスは、『アクアマン』(2018)の続編映画『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』および、『シャザム!』(2019)の続編映画『シャザム!~神々の怒り~』の米国公開を再び延期することを発表した。

発表によると、『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』は2023年12月25日、『シャザム!~神々の怒り~』は2023年3月17日が新たな公開日となる。

『アクアマン』続編は当初2022年12月16日の公開予定だったが、コロナ禍の影響もあり、2023年3月17日に延期されていた(当初の予定から1年繰り下げられたことになる)。報道によると、再延期の理由は「ポストプロダクション(撮影後作業)にさらなる時間を要するため」。新公開日の直前である2023年12月23日には、『スター・ウォーズ』の新作映画『ローグ・スコードロン(原題)』が控えている。ただし同作も企画に遅れが生じており、この計画通りに公開されるかは不明だ。

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延期の発表後、ジェームズ・ワン監督はInstagramにて「縁起を担ぐようですが、前作と同じ12月公開はうれしい」とコメント(前作『アクアマン』は2018年12月21日に米国で公開された)。いくつものコンセプトアートを添えて「巨大かつ壮大な世界を作っているので、きちんと完成させるために時間が必要なのです」と釈明し、「観てもらうのが待ちきれません。もう少しお待ちください」と記した。

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また、『シャザム!~神々の怒り~』は2022年12月21日に米国公開と告知されていたが、『アクアマン』続編の公開延期を受け、同作の公開予定日にそのままスライドした形だ。この延期にはメリットがあり、予定通り年内に公開していた場合、12月16日に日米同時公開となる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』との直接対決を避けられなかった。IMAXシアターも同作にほぼ占拠されていたとみられるため、約3ヶ月の延期により、むしろ有利な上映環境を得られることになる。

監督のデヴィッド・F・サンドバーグは、ワンと同じくInstagramにて公開延期を報告し、現在は音響調整作業の最終段階にあることを明らかにした。やはり『アバター』との関係に触れて、「(3月公開なら)IMAX上映ができる、最高だ」ともコメントしている。

『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』には、アクアマン/アーサー・カリー役のジェイソン・モモア、メラ役のアンバー・ハード、オーム役のパトリック・ウィルソン、アトランナ役のニコール・キッドマン、ブラックマンタ役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世らが続投。新キャストとして、カーション役で「POSE/ポーズ」(2018-)のインディア・ムーア、オリジナルキャラクターのスティングレイ役でジャニ・ジャオが出演する。

『シャザム!~神々の怒り~』には、シャザム役のザッカリー・リーヴァイ、ビリー役のアッシャー・エンジェル、フレディ役のジャック・ディラン・グレイザーら前作の主要キャストが続投。アトラスの娘である3姉妹を名優ヘレン・ミレン、『キル・ビル』(2003-2004)などのルーシー・リュー、そして『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)の新鋭レイチェル・ゼグラーが演じる。

映画『シャザム!~神々の怒り~』は2023年3月17日、『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』は2023年12月25日に米国公開予定。それぞれ日本公開情報の更新・発表が待たれる。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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