『シャザム!』続編、あのDCヒーローがカメオ登場へ ─ 『ワイスピ』イジりも、悪役ヘレン・ミレン大活躍

現在ラスベガスで開催中の「CinemaCon」で、DC映画『シャザム!』（2019）の続編となる『シャザム!：フューリー・オブ・ザ・ゴッズ（原題：Shazam!: Fury of the Gods）』の新映像がお披露目となった。そこでは、主人公のビリー・バットソンが、ファンもよく知るあのDCヒーローとデートしている場面が描かれているという……。

この記事には、『シャザム!：フューリー・オブ・ザ・ゴッズ』のネタバレとなり得るような本編の内容が含まれています。予めご了承下さい。

『シャザム!：フューリー・オブ・ザ・ゴッズ』の米公開は2022年12月。約3年半ぶりの続編では、人知を超えたヴィランが登場する。イギリスの大女優ヘレン・ミレンと『キル・ビル』シリーズで知られるルーシー・リューが演じる神の姉妹だ。前作では、「シャザム」の力を得ることに取り憑かれた男と対峙したビリーたちだったが、神が相手となると戦いはさらに一筋縄ではいかないだろう。

公開が待たれる中、CinemaConで新たに公開された映像の詳細が、米ScreenRantより到着している。レポートによると、公開されたのはパリの街を舞台としたワンシーンだという。

「映像では、パリのレストランにいる（ザッカリー・）リーヴァイのシャザムがワンダーウーマンとディナーをするシーンが含まれている。彼はワンダーウーマンに、（何かを）約束できないと伝えると、彼女は歩いて立ち去ろうとするが、突然立ち止まる。彼女が振り返ると、ガル・ガドットの姿ではなく、夢でシャザムに、アトラスの娘たちがやって来ると忠告したマーリンだった。」

それ以前の展開こそ不明だが、まさかビリーがワンダーウーマンとデートしていたとは……。米Comicbookによると、同シーンでビリーはワンダーウーマンに「キスを迫ろうとする」というからさらに驚きだ。また、結局その正体はワンダーウーマンに化けた魔法使いのマーリンだったということで、どうあれビリーは振り回されっぱなしのようだ。

ところで、先述の「アトラス」とはスタミナの神で、その娘たちこそヘレン・ミレンとルーシー・リューが演じるヴィラン姉妹、ヘスペラとカリプソのことを指している。公開された映像の別シーンでは、ビリーがミレン演じるへスペラと対面するシーンも含まれていたという。

同シーンについても詳細が明かされているが、どうやら描かれるのではバトルではなく、コミカルなワンシーンのようだ。対面したへスペラに対し、ビリーが「奥さん、僕は『ワイルド・スピード』映画を全部観ました。大切なのは1つだけ。“ファミリー！”ですよね」と話すのだという。『ワイルド・スピード』といえば、ミレンがレギュラーキャストとして出演しているシリーズ。本編には登場していないようだが、ワンダーウーマン役のガル・ガドットも『ワイスピ』キャストだった。

なお本作では、第1作よりもアクションとユーモアが増量されることが判明している。上述のワンシーンだけでもコメディ要素がてんこ盛りだが、おそらくこれは氷山の一角に過ぎないのだろう。

映画『シャザム!：フューリー・オブ・ザ・ゴッズ（原題：Shazam!: Fury of the Gods）』は2022年12月21日に米公開予定。

Source:  ScreenRant,Comicbook