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【インタビュー】『シャザム!』マーク・ストロングが語るドクター・シヴァナの「悪のルール」 ─ 遂に「つよし」の愛称も認知

シャザム!
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

ついに「つよし」の愛称が御本人公認に?

DCコミックス原作映画史上、最も笑えて明るくて楽しい傑作『シャザム!』が、2019年4月19日より待望の日本公開となる。

THE RIVERでは、本作のヴィランとして登場するドクター・シヴァナ役のマーク・ストロングに電話インタビュー。『キングスマン』シリーズなどで大人気のマークは、その紳士な人柄が電話でもはっきりと伝わるほど。ひとつひとつの質問に、ゆっくりと丁寧に答えてくれた。

マーク・ストロング、日本にいた

ところで筆者はこの日、「マーク・ストロングへの電話インタビュー」と聞いて、てっきりロンドンかどこかにいるマークと国際電話を繋ぐものと認識していた。ところが直前、日本のスタッフさんより「マークさん、今日本にいらっしゃるそうです。」えぇっ?「『シャザム!』の米国公開を無事に終えて、今はオフで日本に来ているんですって。」そういえば、2017年末にもプライベートで日本に遊びに来ていたという話もあったな…。驚いているうち電話が繋がり、「ハーイ!」とマークが出てくれた。

── マークさん、始めまして。今聞いたところなんですが、日本にいらっしゃるんですか?

日本にいますよ!今は長崎にいます。

── 長崎!そのまま東京にも遊びに来て、ジャパンプレミアやりましょうよ!

今すぐにでも行きたいですね!東京も大好きですから。2017年に訪れた時、とても素晴らしい時間を過ごせて、もう一度日本に行きたかったんです。今回はどこか違うところに行きたくて。僕、旅行が好きなんです。

ドクター・シヴァナは「ちゃんと怖く」

── では、『シャザム!』のお話をしていきますね。マークさんにとってDCコミックス原作映画への出演は『グリーン・ランタン』(2011)以来2度目となりますが、前回との違いは感じますか?

違いはあると思いますね。前回僕が演じた『グリーン・ランタン』のシネストロはハル・ジョーダンのボスで、ヴィランになることがありませんでした。本当は続編で戻ってくる案があったのですが、その続編が立ち消えになってしまって。だから『シャザム!』のドクター・シヴァナ役は、その引き続きって感じですよ。ついにDCヴィランになれた!

シャザム!
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

── 先日、『シャザム!』監督のデヴィッド・F・サンドバーグにもインタビューできたのですが、「子どもたちを程よく怖がらせたかった」と仰っていました。スーパーヴィランとして、世界中の子どもたちを怖がらせるのは楽しかったですか?

そうですね。スーパーヴィラン役の楽しいところは、みんなを怖がらせられるところでしょう。子どもって怖がるのが好きなんだと思っています。スピルバーグの映画を見てみると、たとえば『グレムリン』もそうですが、けっこう怖いシーンがありますよね。だから監督とは、シヴァナはちゃんと怖くしようねって話していました。子どもたちや誰もが、シヴァナはシャザムの敵だとハッキリ認識できるようにするためです。敵役っていうのは怖いもので、だからこそヒーローが真っ当であることが際立つんですよね。

── ドクター・シヴァナの衣装やルックについても教えてください。いかにも悪役って出で立ちですよね。

シャザムのコスチュームはちょっとレトロで、”14歳の少年が想像したスーパーヒーローの姿”なんです。そこでドクター・シヴァナの衣装は、彼が思い描いたスーパーヴィランの姿にしようということになりました。だからこその黒いコートとサングラス。とても威圧的で恐ろしいデザインにすることができました。シャツはマオカラー(立襟)なのですが、『007』のドクター・ノオもマオカラーなんですよね。こんな風に、”悪役っぽい”ものを取り入れています。

シャザム!
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

悪と悲哀のスーパーヴィラン

── ドクター・シヴァナのこと、もっと詳しく知りたくなりました。キャラクターがより味わい深くなるようなバックストーリーも教えてください。

1940年の原作コミックで、ドクター・シヴァナはマッド・サイエンティストとして描かれていました。誤解された男で、自分の研究が世間に認められないから、世の中を逆恨みしていたんです。

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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