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『シャザム!』おまけシーンのアイツ、続編ではカットされてしまった模様

シャザム!
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

「見た目はオトナで中身はコドモ」なDCスーパーヒーローを描く『シャザム!』(2019)のポストクレジットシーンに姿を見せた“あのキャラクター”は、次の物語へ繋ぐ架け橋になるのではないかと見られていたが、続編『シャザム!~神々の怒り~』には登場しないようだ。

この記事には、『シャザム!』のネタバレが含まれています。

『シャザム!』のポストクレジットシーンでは、本編のクライマックスでシャザムに倒されたドクター・シヴァナが、狭い独房でロック・オブ・エタニティへと戻ろうと必死にシンボルを書きつけている様子が描かれるで。正しいシンボルを思い出せずに苛立ち、絶叫しているシヴァナに向かい、何者かが「魔法を得る方法がひとつしかないと思ってるのか? 違う、違う、考えている以上に方法はあるんだよ」と話しかける。シヴァナが振り返ると、そこには一匹の小さなイモムシの姿が。その正体はミスター・マインドという名前のヴィランで、「一緒に組んだら面白そうだな、7つの世界が我々の物になる」とシヴァナにチームアップを提案。このシーンが続編の物語に繋がるのではないかと予想されていた。

Comicbook.comが紹介するところによれば、続編に監督として復帰したデヴィッド・F・サンドバーグがInstagramのストーリーで、ファンから投げかけられた「なぜ続編にミスターマインドではなく、アトラスの娘たちを選んだのですか?」との質問に回答。「最初、僕たちは続編の物語にミスター・マインドを大きな役割で登場させることを考えたけど、内容が盛り沢山になりすぎてしまうからね。彼がいなくても、1本の映画に収めるためにシーンをカットする必要があったんだ」と説明している。

以前にも監督は、ミスター・マインドがフィーチャーされたエンドクレジットシーンについて、「続編はこうなるとか、そういうものじゃないんです」と発言。「誰かのために扉を開いておこう、ミスター・マインドを登場させようって。楽しい基礎工事ですよね。たくさんの人が映画を観て、“あれは何なんだ”って話し合ってくれたら面白い」とコメントし、特にミスター・マインドの存在が大きな意味を成しているわけではないと述べていた。

なお、ファンが質問で言及した“アトラスの娘たち”とは、神アトラスの娘であるヘスペラとカリプソのこと。ヘスぺラ役を演じるのは、『クィーン』(2006)でアカデミー賞主演女優賞に輝き、『RED/レッド』『ワイルド・スピード』シリーズでアクションも華麗にこなす名女優のヘレン・ミレン。カリプソ役には、『キル・ビル』(2003)のオーレン・イシイ役で知られ、「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」(2012‐2019)にジョーン・ワトソン役で主演したルーシー・リューが決定している。

『シャザム!~神々の怒り~』は2023年3月17日に日米同時公開予定。

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Source:Comicbook.com

Writer

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。