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マーベルドラマ「シーハルク」は新機軸の「法廷コメディ」に

マーベル

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「シーハルク(原題:She-Hulk)」は、「ワンダヴィジョン」や「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」などと同じく、やはりMCUの新境地を開拓する作品となる。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長によれば、本作は「1話30分の法廷コメディ」になるというのだ。

シーハルク/ジェニファー・ウォルターズの単独作品にして初登場作である「シーハルク」は、いまだその内容が謎に包まれたまま。しかし「法廷コメディ」なのだとすれば、コミックのジェニファーの“弁護士”という設定は継承されることになりそうだ。とある殺人事件の弁護を依頼されたジェニファーは、命を狙われて重傷を負い、従兄のブルース・バナーによる輸血で一命を取り留める。その代わり、血液に含まれていたガンマ線の影響でハルクとしての能力を手に入れるのだ。

ファイギ社長いわく、本作は「今までにやったことのない」法廷コメディであり、米Emmy Magazineによると、物語はジョン・バーンが執筆したコミックに忠実な内容になるという。オリジンはライターのデイビッド・アンソニー・クラフトが『The Savage She-Hulk(原題)』で創作したもののため、これがドラマ版に継承されるかどうかは未知数だろう。一方、ジョン・バーンが執筆した『Sensational She-Hulk(原題)』は、ジェニファー自身がコミックのキャラクターであることを自覚しているという異色作だが……。

主人公のシーハルク/ジェニファー・ウォルターズ役を演じるのは、『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(2017)などのタチアナ・マスラニー。おなじみ、ハルク/ブルース・バナー役のマーク・ラファロが続投するほか、『インクレディブル・ハルク』(2008)よりアボミネーション/エミル・ブロンスキー役のティム・ロスも復帰する。監督・製作総指揮は『ウソはホントの恋のはじまり』(2013)のカット・コイロ、脚本は「リック・アンド・モーティ」などのジェシカ・ガオ。そういえば、もともとコメディに強いクリエイターが揃っていたのである。

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Source: Emmy Magazine

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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