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『ヴェノム』だけじゃない!『スパイダーマン』スピンオフ第2作は女性キャラの「バディ・ムービー」?監督も決定済み

ソニー・ピクチャーズが製作する『スパイダーマン』のスピンオフ作品『ヴェノム』は、主演にトム・ハーディを迎えること、監督に『ゾンビランド』のルーベン・フライシャーを起用することで先日大きな話題を呼んだ。以前からソニーは「スパイダーマン・ユニバース」構想を明かしており、同作はその第1弾になるとみられる。

「ユニバース」ということは、今後も『スパイダーマン』に関する作品が製作されていくということだ。すでにソニーは第2弾となる作品の計画を進めており、ついに監督を務める人物も決定した。次なるスピンオフ作品の主人公はシルバー・セーブル&ブラックキャット。映画だけのファンには馴染みがないかもしれないが、『スパイダーマン』に登場する女性キャラクターである。

シルバーセーブル&ブラックキャット

まずは簡単に、シルバーセーブルとブラックキャットについてご紹介しなくてはならないだろう。

シルバーセーブルは1985年に初登場したキャラクターで、戦争犯罪人を捕まえる企業を営む傭兵だ。スパイダーマンにとっては敵とも味方ともなる人物である。

一方のブラックキャットは、フェリシア・ハーディという本名を持つ女泥棒で、のちに犯罪者を取り締まるクライムファイターなどに役割を転じる人物だ。映画版の観客にも、もしかすると“フェリシア”という名前に聞き覚えがあるだろうか……。『アメイジング・スパイダーマン2』でフェリシティ・ジョーンズが演じた人物が、このフェリシア・ハーディなのである。しかし、同作ではブラックキャットの存在に言及されることはなかった。

かたや戦争犯罪人を捕らえる傭兵、かたや犯罪者と戦うクライムファイター。この2人が主人公を務めるということは、もしや『スパイダーマン』スピンオフの第2作は、この二人の女性ヒーローの“バディ・ムービー”になるのではないだろうか……。本作も『ヴェノム』と同じくマーベル・シネマティック・ユニバースには関与しない作品となるということで、ピーター・パーカー/スパイダーマンの登場があるかどうかも気になるところだ。

また本日(2017年5月26日※日本時間)、ハリウッドレポーター誌は本作の監督を務める人物が決定したことを報じている。起用されたのは女性監督ジーナ・プリンス=バイスウッドで、2008年『リリィ、はちみつ色の秘密』やドラマ『フェリシティの青春』など、恋愛・青春映画を手がけることが多いクリエイターだ。もっとも2017年、マーベル・シネマティック・ユニバースに属する新作ドラマ・シリーズ『クローク&ダガー(原題:Cloak & Dagger)』の監督にも抜擢されており、マーベル作品と関わりの深い存在になりつつある。

なお本作で脚本を手がけるのは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のクリス・ヨストと、ドラマ『ウエストワールド』のリサ・ジョイ。いよいよどんな作品になるのか読めない顔ぶれが揃ったが、主人公を演じる二人の女優はどうなるのだろうか? フェリシティ・ジョーンズの再起用はないとしても、今後の続報に注目したいところである。

Source: http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/spider-man-spinoff-silver-sable-black-cat-movie-finds-director-secret-life-bees-filmmaker-1007556
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/Ultimate-Spider-Man-Vol-15-Graphic-ebook/dp/B00GHY5U8U/
https://www.amazon.co.jp/Spider-Man-Black-Cat-Evil-2002-2006-ebook/dp/B06XS475R5/

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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