サイモン・ペッグ、監督デビュー作は女性主人公のドラマに ─ 『スター・トレック』新作は2019年に始動か

出演最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』も話題の人気俳優サイモン・ペッグは、近く監督業デビューを果たすことが話題になっていた。
第一報は、2018年6月の英Empire誌掲載のインタビュー。『ベイビー・ドライバー』(2017)などで知られるプロデューサーのニラ・パークと共に、ペグの監督デビュー作を2017年ごろより進めていた。2018年の終わり頃から撮影を開始する予定のものとして準備していたという。内容については詳細が伝えられておらず、この時サイモンは「ポルノ映画ですよ」と冗談でかわしていた。
この監督デビュー作について、その後進捗はあっただろうか?THE RIVERは、『フォールアウト』プロモーションのため来日していたサイモン・ペッグ本人に直接聞いた。
「えっと、(着手が)今年になるかが分からないんですよ。準備期間がなさそうで。来年は新しい『スター・トレック』もあると思いますし。
(監督作は)ドラマになりますよ。コメディではないです。女性が主人公です。」

当初の予定では、2018年11月頃より撮影開始予定とされていたが、現在では年内の着手が難しい状況になっているという。図らずも『スター・トレック』の名が飛び出したが、この新作はジェームズ・T・カーク(パイン)と父親ジョージ・カーク(クリス・ヘムズワース)をめぐる物語になると伝えられており、監督はドラマ『コラテラル 真実の行方』(2018)や『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』(2015)のS・J・クラークソンが務める(クラークソンはシリーズ初の女性監督となる)。
なおサイモンの監督デビュー作は、先の英Empireでは”映画”として伝えていた。この度THE RIVERに語ったところによると「ドラマになる(It’s a drama.)」とのことだが、いわゆる「TVドラマシリーズ」ではなく、映画ジャンルとしての「ドラマ」を指していると思われる。得意のコメディを封印し、女性キャラクターを主人公に据えたサイモン・ペッグ流ドラマを楽しみに待ちたい。
※記事初出時から、『スター・トレック』次回作に関する説明を修正いたしました。