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『スター・ウォーズ』新ドラマ「スケルトン・クルー」に『グリーン・ナイト』デヴィッド・ロウリー監督が参戦

[RIGHT] Photo by Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:David_Lowery_Deauville_2013.jpg

『スター・ウォーズ』シリーズの新作ドラマ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー(原題)」に、『グリーン・ナイト』(2021)のデヴィッド・ロウリー監督が参加していることがわかった。米The Hollywood Reporterなどが報じている。

「スケルトン・クルー」の舞台は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)以後で、「マンダロリアン」(2019-)と同じ新共和国時代。銀河に迷い込んだ“小さな小さな惑星”の子どもたちが家に帰るため奮闘する物語で、「スティーブン・スピルバーグによる1980年代の青春冒険映画の銀河版」のような作風と形容されている。

本作ではMCU版『スパイダーマン』3部作を手がけたジョン・ワッツがクリエイターを務め、監督・製作総指揮を兼任するほか、A24映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022、日2023)でアカデミー賞に輝いた“ダニエルズ”ことダニエル・クワン&ダニエル・シャイナートもエピソード監督を担当していることが判明済み。ここにロウリーも加わり、さらに個性的なフィルムメーカーが揃ったことになる。

デヴィッド・ロウリーといえば、『グリーン・ナイト』や『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』(2017)、先日発表されたアン・ハサウェイ&ミカエラ・コール主演映画『Mother Mary(原題)』で製作会社・A24のもと作品を手がける鬼才。そのかたわら、ディズニーでも『ピートと秘密の友達』(2016)、2023年4月28日に配信される『ピーター・パン&ウェンディ』の監督を務めてきた幅広い作風が特徴だ。

いまや本作には、『スター・ウォーズ』には稀有なほど豊かな作家性を有する監督たちが集まった。『スパイダーマン』シリーズの監督として知られるワッツも、それ以前は『クラウン』(2014)『コップ・カー』(2015)で恐ろしいホラー/スリラーを送り出してきた人物。当時の作品で協働した脚本家、クリストファー・フォードとの久々の顔合わせも独特のアプローチを期待させる。

本作の撮影は2023年1月に終了済みで、主演を務めるジュード・ロウは、『ピーター・パン&ウェンディ』でフック船長役を演じて以来、ロウリーとは早くも再タッグとなった。なお、シリーズのエピソード数や監督の顔ぶれ、ジュード以外のキャスティングはいまだ発表されていない。

Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。