『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、マイケル・キートン演じるバルチャーは不登場か ─ マイルス・モラレス、キングピン登場の可能性も言及
マーベル・シネマティック・ユニバース『スパイダーマン』シリーズ最新作として2019年6月28日の世界最速公開が決定した『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に、前作『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)ヴィランのバルチャー/エイドリアン・トゥームスは登場しないらしいことが分かった。ジョン・ワッツ監督が米Fandangoのインタビューで認めた。
『ファー・フロム・ホーム』にバルチャーは登場しない
マイケル・キートンがいぶし銀の迫力をもって演じたトゥームスは、表向きにはピーター憧れの女生徒リズの父親だが、その裏の顔は兵器の密売を行う犯罪者バルチャー。犯行を邪魔されてからはスパイダーマンに殺意を抱くようになる。
『ホームカミング』でチタウリの兵器が収められたスターク社の飛行機の襲撃をスパイダーマンに阻止されると、機体は墜落し、あわやトゥームスも絶命の危機に陥る。すんでのところをスパイダーマンに助けられたトゥームスは逮捕、投獄されるが、獄中では別の受刑者(マック)からスパイダーマンの正体を隠すような一幕を見せた。

続編『ファー・フロム・ホーム』への再登場と、スパイダーマンとのタッグの可能性も期待されたバルチャー/トゥームスだが、ジョン・ワッツ監督によれば「(マイケル・)キートンは今作には登場しません」という。同じく、その娘でピーター憧れのマドンナだったリズを演じるローラ・ハリアーの出演もないという。
マイルス・モラレス、キングピンは登場するか
ちなみにこの度のインタビューでは、バルチャーとリズの他にも登場が期待されたキャラクターの可能性も否定されている。例えば『ホームカミング』では、2代目スパイダーマンとして知られ、『スパイダーマン:スパイダーバース』にも登場したマイルス・モラレスの存在が示唆されていた。ドナルド・グローヴァー演じるアーロン・デイヴィスとは、他作品におけるヴィランのひとりプラウラーの本名と同名なのだ。ここでアーロンはクイーンズに甥が住んでいることを明かしており、その甥こそがマイルス・モラレスとされているのである。

ジョン・ワッツ監督は、マイルス登場の噂についても言及。「今作にマイルスは登場しません」という。ただし、「少なくとも、まだ登場しません。ギリギリまで編集作業を行うので、どうなるかは分からない」とも続けているから、可能性は決してゼロではなさそうだ。
ほか、『ファー・フロム・ホーム』予告編映像の序盤でアイアン・スパイダー・スーツ姿のスパイダーマンが相手をしている集団を、スパイダーマンの宿敵である犯罪王キングピンの手下なのではないかと見る推察もある。ジョン・ワッツ監督は早くもこの説についても触れており、「あまり色々と言いたくはないけれど、今作では特にキングピンとの繋がりはありません」と明言した。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、2019年6月28日、世界最速公開。予告編映像の細かな解説は、以下記事にて。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』公式サイト:http://www.spiderman-movie.jp/
Source:Fandango