【ネタバレ】『ハン・ソロ』がもっと楽しくなる小ネタ・トリビアまとめ

この記事には、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のネタバレが含まれています。
ダース・モールの登場は出演者にも秘密にされていた
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ではサプライズとして、ラストにダース・モールが登場する。『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)オビ=ワン・ケノービとの対決で身体を真っ二つに斬られて破れたはずのダース・モールは、実は生きていたのである。(ダース・モール復活の物語は、アニメ「クローン・ウォーズ」で詳しく描かれている。モールはオビ=ワンへの復讐を誓い、一時は下半身を失いながらも再戦を目指して裏社会で暗躍を重ねていたのだ。)
本作『ハン・ソロ』では、モールは犯罪組織クリムゾン・ドーンの重鎮としてキーラとの繋がりを持っていたことが明かされる。しかしロン・ハワード監督が語ったところによれば、モールが映画のラストで登場することは制作の終盤まで決まっていなかったという。
「(脚本には)“ボス(Boss)”と書かれていました。彼ら(脚本家チームやルーカスフィルム)は、それが誰なのかを決めていて、秘密にしてるだけなんだと思っていたんですが、そうじゃなかったんです。モールの名前が候補に挙がっていたので、僕は一生懸命推しました。あのキャラクターを出すのはすごく効果的だと思ったんですよ。」
ハワード監督は、(当時)31歳の息子(いわゆる”プリクエル世代”だ)にモール登場の可能性を話してみたところ、「とてもクールだと言ってくれました。それで、彼らの世代には非常に面白いアイデアなんだと思ったんです」。
本作でダース・モールの身体を演じたのは、『ファントム・メナス』以来の登場となるレイ・パーク。声は『ファントム・メナス』のピーター・セラフィノウィッツではなく、「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」のサム・ウィットワーが担当した。
ちなみにダース・モールの登場は出演者たちにも極秘にされていて、キーラ役のエミリア・クラークでさえ、あのラストで自分がダース・モールに話しかけているとは知らずに演じていたという。ハン・ソロ役のオールデン・エアエンライクも、公開の直前までモールが登場することを知らなかったと語っている。
Source:【ネタバレ】『ハン・ソロ』ラストのキャラクター、制作終盤に登場が決定していた ― 脚本に名前なし、出演者にも知らされず
『ハン・ソロ』実現、ディズニーを動かしたのは「ハン・ソロの命名シーン」
実は『ハン・ソロ』は、ルーカスフィルムがディズニーに買収される以前から企画されていた作品。脚本・製作のローレンス・カスダンが企画に参加した時は、買収3週間前だったという。
その後、ウォルト・ディズニー・カンパニーの会長兼CEOであるボブ・アイガー氏、ウォルト・ディズニー・スタジオ会長のアラン・ホルン氏ら重役がルーカスフィルム本社(スカイウォーカー・ランチ)のあるカリフォルニア州マリン郡を訪れたそうだ。そこで、すでに『ハン・ソロ』の準備に入っていたスタッフは5分間のプレゼンテーションを命じられたという。
「私のプレゼンテーションは、入国管理室にハンがやってきて、“名前は?”と尋ねられる場面でした。そこでは彼に名前がないだけではなく、彼の歴史がたくさん明らかになります。彼は“俺には家族がいないんだ”と言う。とても孤独で、寂しい。そこで男が名前をつけてやるんです。こう説明したら、ボブ・アイガーが“よし、やりましょう”と言ってくれた。それだけです。それが決定の瞬間でした。」
Source:【ネタバレ】スター・ウォーズ『ハン・ソロ』、実現の決め手は「名前のシーン」だった ― ディズニー会長が即決
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