『スポーン』リブート版映画、「大物」に打診中 ─ 離脱報じられた人物の真相語られる

1990年代に人気を博したコミックを再映画化する『スポーン(邦題未定、原題:Spawn)』の企画で離脱が報じられていた重要人物は、やはり主演のジェイミー・フォックスではないようだ。監督・脚本・原作のトッド・マクファーレンが米Comicbookのインタビューにて明かしている。さらに現在、より大物との契約が交渉中にあるという。
2020年3月上旬、トッド本人が「本企画からアカデミー賞受賞者が離脱した」と発言。海外メディアでは、その人物を巡って主演のジェイミー・フォックス、または脚本家ではないかと推察が広がっていた。
この度トッドは、実際に離脱したのはジェイミーではなく脚本家であったことを説明した。「約1ヶ月前までは、大きな魚がいたんです。もう少しでつかまえられたんですけど。一部の人が “私がジェイミーを失った”と勘違いした人の事ですよ」と語っている。さらに、トッドは本企画への新たな重要人物の参加の可能性についても言及した。
「もっと大物だと思う方へのオファーを打診したんです。最初の方より大物となると、そう多くはいませんけど。とにかく様子見ですね。もし最初の方を獲得できていたらホームランでしたし、今回の方を獲得できたら、グランドスラムですね。インターネットが大騒ぎになると思う。」
2020年2月中旬、「今年(2020年)中にやりますよ!」と製作への意気込みを語っていたトッドだが、現在は新型コロナウイルスの影響により、ハリウッドは全体的にその動きを止めている状況だ。「もし大物を2人とも(契約を)逃してしまったらまた動き出さなければいけませんが、今回の方には幸運を祈っています」とトッド。「正式なイエスの返事をもらうまでは、私にとってはノーと同じですね」と語っている。
2007年時点から再映画化の話があったとされる本作では、2018年5月に主人公アル・シモンズ/ヘルスポーン役で『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)ジェイミー・フォックスの出演が決定。2ヶ月後の7月には、スポーンとタッグを組む刑事のトゥイッチ・ウィリアムズ役で『アベンジャーズ』シリーズのホークアイ役などで知られるジェレミー・レナーの出演が決まっていた。製作は、数々のホラー映画を成功させてきたブラムハウス・ピクチャーズが担当。1,000万~1,200万ドルという低予算ながら、R指定を前提にした激しい表現が盛り込まれるという。
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