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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ドック・オクとのバトルシーン、さらに長いバージョンがあった ─「一番長い時で15分」

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『スパイダーマン』シリーズ最新作、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではマルチバースの扉が開かれ、スパイダーマン/ピーター・パーカーの宿敵たちが勢揃い。『スパイダーマン2』(2004)からはドクター・オクトパスが登場し、スパイダーマンに容赦なく襲いかかる。

本編映像などからすでに登場していた、ドック・オクとスパイダーマンがニューヨークの橋の上で戦いを繰り広げる一連の展開には、どうやらさらに長いバージョンがあったようだBefore & Aftersの取材に応じたビジュアルエフェクト・スーパーバイザーであるケリー・ポートは、「このシークエンスには日の目を見ることのない、たくさんのクールなバージョンがあります。もっと長かったんですよ」としながら、「一番長い時で15分はありました」と説明している。

このシーンでは、アルフレッド・モリーナふんするドック・オクにばかり視線が奪われてしまうかもしれないが、迫力満点で規模感のある戦いを演出するためには、ニューヨークの風景や街並みを完全に再現することが必要不可欠な要素のひとつだろう。ケリー・ポートは、「小さな道路部分を超えて、周囲の橋や反対側の橋、さらにはブルックリンの街とその周辺、川、木々、紅葉など、CGデジタル環境を構築したのです。とても素晴らしかったですよ」と述べており、細部までこだわり抜かれていたことがうかがえる。

ケリー・ポートは続けて、「何か実際のもの、物理的なものを撮影できる方法があれば、そのようにします」と説明しており、撮影現場に実際の車などを設置することで、さらにデジタルでの再現度が高まるのだという。つまり、このドック・オクとスパイダーマンのアクションシーンを作り上げるためには、アルフレッド・モリーナが“運命の集結”を果たすだけでなく、ビジュアル・エフェクト部門をはじめ、実写の撮影など様々な要素が上手く組み合わさる必要があったのである。

Source:Before & Afters

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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