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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ピーターとストレンジの関係が「壊れる」とトム・ホランド

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

あっ、これは辛そうなやつだ。

トニー・スタークを失ったピーター・パーカーだが、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではドクター・ストレンジを頼ることになる。

予告編映像でも2人が共に魔術に挑戦(そして見事に大失敗)する姿が収められている。また、公開されている場面写真でも、まるで『ベスト・キッド』のミスター・ミヤギのように、ストレンジがスパイダーマンを見守るような姿がある。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチは以前、本作でピーターとストレンジが「親しい関係」になると予告しており、また別の場所では「スタークとの関係性のようなところが少しある」とも表現していた。ストレンジはピーターのメンター(指導者)役となり、この若者を導いていくという展開が考えられる。

ところがピーター役のトム・ホランドからの説明は、少々異なっている。英Total Filmのインタビューで、少し不穏な話をしているのだ。

「本作時点でのスパイダーマンは、かなり強力でシリアスなアベンジャーズとしての地位を確立しています。ドクター・ストレンジもそんな彼を見て、対等な存在として扱う。そして映画の中で、2人の関係は壊れていくんです」。

師弟関係が崩れてしまった悪い例といえば、『スター・ウォーズ』のアナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービのことが思い出される。この物語では、一人前としての実力をオビ=ワンになかなか認められなかったアナキンがダークサイドに落ちてしまい、最後には禁断の師弟対決に至るという悲劇を迎える。このジェダイとパダワンのように、急成長を遂げたスパイダーマンがストレンジのことを尊敬できなくなり、関係が壊れてしまうということがありえるかもしれない。

全く別のパターンも想像できる。ホランドは、いつも前向きなはずのピーターが今作で「どうしたらいいかわからない」と匙を投げるほどの困難にぶつかると予告もしている。ストレンジはもともと、やや独善的な性格も持っていた。嘆いてばかりのピーターにしびれを切らして去ろうとする……なんてこともありえるだろう。

しかし、『ノー・ウェイ・ホーム』ではドクター・オクトパスをはじめ複数の強力なヴィランが登場するようだから、スパイダーマンひとりでは対処しきれないはず。彼らとまとめて戦うには、ソーサラー・スプリームことドクター・ストレンジとの協力体制が何よりも重要なはずなのだが……。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日、日本公開。仲良くしようね。

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Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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