『スーサイド・スクワッド』ジャレッド・レトのジョーカー、本当はもっと「強烈だった」とデヴィッド・エアー監督、スタジオ版を痛烈批判

2016年版のDC映画『スーサイド・スクワッド』は、デヴィッド・エアー監督が本来意図した通りの仕上がりにはならなかった。この時期のワーナー・ブラザースは作品のクリエイティブに介入することが多く、『スースク』もエアーの思いとは別の形に変更されていたというのだ。
当時からエアーはその不本意についてかねがね言及していたが、最近ではディレクターズ・カット版、通称「エアー・カット」が近いうちお披露目されるだろうと仄めかしている。
『スーサイド・スクワッド』はジャレッド・レトが強烈な役作りと共に犯罪王ジョーカーを快演した……のだが、やはり公開版では出番の多くを削られていたようだ。公開版とエアー・カットにおいて、ジョーカーの描写の最大の違いはなんだったか?とのファンからの質問に、エアーはXでこう応答している。
「僕のカットでは、ジョーカーは恐ろしいほど強烈で、持ったままの力があった。集中力のない愚か者でははなかった。僕のカットで彼にはきちんとストーリーがあって、映画全体に力強くかかっていた。」
Joker is formidable intense and a force of nature in my cut. Not unfocused and silly. In my cut he has a story arc that hangs powerfully over the entire film.
In the studio cut he’s a prop not a character. https://t.co/RspbQWLZjV
— David Ayer (@DavidAyerMovies) December 17, 2023
さらにエアーは、「スタジオ版の彼は小道具で、キャラクターですらなかった」とまで書いている。これまでもスタジオの創作上の決断に批判的だったエアーだが、この頃はさらにダイレクトな言葉を使うようになっている。
エアー監督はこれまでも、日の目を浴びなかったジョーカーの写真をいくつかSNSで公開している。直近では、ジョーカーが金のアサルトライフルを携える写真を掲載。もっと遡ると、ジョーカーが狂気的な笑みを浮かべる写真もいくつか見つけることができる。
♂️ pic.twitter.com/8mUO8QbbQa
— David Ayer (@DavidAyerMovies) December 17, 2023
Experiments pic.twitter.com/k9o3fVIwlk
— David Ayer (@DavidAyerMovies) February 22, 2023
Goodnight pic.twitter.com/omETxuLr2D
— David Ayer (@DavidAyerMovies) March 12, 2023
Damaged? pic.twitter.com/UqCxlacDgU
— David Ayer (@DavidAyerMovies) March 14, 2023
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— David Ayer (@DavidAyerMovies) March 28, 2023
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— David Ayer (@DavidAyerMovies) March 28, 2023
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