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セバスチャン・スタン主演、ベトナム戦争の空軍医追う実話映画が2019年米国公開へ ― サミュエル・L・ジャクソンら豪華俳優共演

Photo by NASA/Bill Ingalls https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%27The_Martian%27_World_Premiere_(NHQ201509110007).jpg Remixed by THE RIVER

映画『キャプテン・アメリカ』シリーズのバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)などで知られる俳優セバスチャン・スタンが主演する実話映画『The Last Full Measure(原題)』が2019年に米国公開されることがわかった。米VarietyDeadlineほか複数のメディアが報じている。

『The Last Full Measure』は、ベトナム戦争に従軍し、戦場で60人以上の兵士を救った空軍医ウィリアム・ピットセンバーガーに名誉勲章を与えるべく、かつての同士や国防総省の調査員らが奔走する物語。脚本・監督は『ファントム/開戦前夜』(2013)やドキュメンタリー作品などを手がけてきたトッド・ロビンソンが務めている。
このたび、米国の映画配給会社Roadside Attractionsが本作の米国配給権を取得。米国公開は2019年前半を予定しているという。

セバスチャン・スタン
Photo by NASA/Bill Ingalls https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%27The_Martian%27_World_Premiere_(NHQ201509110007).jpg Remixed by THE RIVER

本作で特筆すべきは、作品に厚みを与えてくれるにちがいない、豪華ベテラン俳優陣の競演だ。空軍医ウィリアムの父親フランク役に『ゲティ家の身代金』(2017)のクリストファー・プラマー、ウィリアムの元同士役には『インクレディブル・ハルク』(2008)や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)などでロス長官役を演じるウィリアム・ハート、同じくマーベル・シネマティック・ユニバース作品でニック・フューリー役を演じるサミュエル・L・ジャクソン、そしてドラマ「ウエストワールド」(2016-)のエド・ハリスという顔ぶれが揃った。
なお空軍医ウィリアム役は『マンマ・ミーア! ヒア・ウィ・ゴー』(2018)のジェレミー・アーヴァインが演じるほか、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのアリソン・スドル、『ゲット・アウト』(2017)のブラッドリー・ウィットフォードらも出演する。

こうした豪華アンサンブルの中でセバスチャンが演じる主人公は、空軍医ウィリアムへの名誉勲章授与の鍵を握る、国防総省の調査員スコット・ハフマン役だ。ギリシャを舞台とする主演恋愛映画『Monday(原題)』、ニコール・キッドマン主演『Destroyer(原題)』、『We Have Always Lived in the Castle(原題)』と数々の作品が控える中、本作では硬派な役柄でどんな表情を見せてくれるのだろうか。戦争を背景とした政治ドラマとあって、新境地の開拓にも期待したい。

映画『The Last Full Measure(原題)』は2019年前半の米国公開予定。日本公開もどうかよろしくお願いします…!

Sources: Deadline, Variety
Eyecatch Image: Photo by NASA/Bill Ingalls Remixed by THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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