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セバスチャン・スタン、『サンダーボルツ*』バッキー役にトランプ役を引きずる ─ 「クソ、まだ残ってるな」

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』ディズニープラスで配信中 © 2024 Marvel

映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』で、若き日のドナルド・トランプ役に渾身の役づくりで臨んだセバスチャン・スタンマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『サンダーボルツ*』では、トランプ役がなかなか抜けずに苦労したことを明かしている。

『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』は、1980年代、20代のドナルド・トランプが人生の窮地に立たされていたところ、悪名高き弁護士ロイ・コーンと出会い、一流の実業家へと進化していく物語。しかし、やがてトランプはコーンの想像を超える“怪物”へと変貌を遂げていき……。

以前からスタンは、トランプ役を演じるために、トランプの動画や写真を自身のスマートフォンに入れ、寝る間も惜しんで研究を重ねたことを語っていた。肉体改造にも挑み、約2ヶ月で15ポンド(約7キロ)増量したという。

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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方
© 2024 APPRENTICE PRODUCTIONS ONTARIO INC. / PROFILE PRODUCTIONS 2 APS / TAILORED FILMS LTD. All Rights Reserved.

GQでは、スタンの役づくりがより詳細に語られている。起きている間は、つねに若きトランプの声を聞きながら過ごしており、歯を磨くときも、買い物に出かけるときも、友人と話すときでさえイヤホンを片耳につけていたというのだ。音声を再生したまま眠ったこともあったという。「結局のところ、生活を乗っ取られてしまうんですよね」とスタンは言う。

またトランプ役の体重をキープするため、スタンはコカ・コーラやピーナッツバター&ジャムのサンドイッチを日常的に食べながら生活した。しかし『アプレンティス』の撮影は中止と再開を繰り返し、一時は『サンダーボルツ*』の撮影開始が迫ったため、急遽の減量を余儀なくされたそう。しかも全米脚本家組合と全米映画俳優組合のストライキで『サンダーボルツ*』の撮影は延期され、再び増量生活に戻ることになった。「僕は41歳ですよ、体型を整えるのは本当に大変だった」とスタンは率直に語っている。

『アプレンティス』の撮影終了は2024年1月下旬、『サンダーボルツ*』の撮影が始まったのはわずか1ヶ月後の2月下旬だった。長年演じてきたバッキー・バーンズ役に戻るのも、心身ともにトランプ役に没入した直後とあってやや難しかったという。「いくつかシーンを演じるなかで、ちょっと何かやってみると気づくんですよ。“くそ、(トランプが)まだ残ってるな”って」。

サンダーボルツ*
Bucky Barnes (Sebastian Stan) in Marvel Studios’ THUNDERBOLTS*. Photo courtesy of Marvel Studios. © 2024 MARVEL.

映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』は2025年1月17日(金)全国ロードショー。『サンダーボルツ*』はGW公開予定。

Source: GQ

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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