『ザ・スーサイド・スクワッド』イドリス・エルバ、役柄を知らぬまま出演を許諾 ─「どうしてもジェームズ・ガンと仕事がしたかった」

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガンがDCコミックスの悪党集団を新たに映画化する、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021年8月13日公開)。本作に出演しているイドリス・エルバは、演じる役どころを知らぬまま参加を許諾していたようだ。
エルバが本作で演じるのは、スーパーマンを半殺しにした罪で服役中の世界最強の狙撃手、ブラッドスポート。そんな重要な役柄を担うことさえも、本作の出演契約を交わした際には知らなかった模様だが、どうやら本人にとっては知る必要のない情報だったようだ。
Esquire Middle Eastのインタビューにてエルバは、『ザ・スーサイド・スクワッド』に参加した理由について、「どうしてもジェームズ(・ガン)と一緒に仕事がしたかったからです」と説明している。エルバにとって、ガン監督作への参加は本作が初めてのことだが、「彼は天才です。彼のような才能を持った方が、僕と一緒に仕事をしたいと思ってくれたことに、とても感動し光栄にも思いました」という。参加前から相当な信頼を抱いていたことがうかがえる。「キャラクターの詳細については知らされませんでしたけど、その探求心に惹かれたのです。どんな方向にも行くことができるので」。
そんなエルバは、デヴィッド・エアーによる『スーサイド・スクワッド』(2016)のキャラクター、デッドショットをウィル・スミスの代わりに演じるという噂も存在していた。しかし、どうやらそれは事実ではなかったようだ。「ジェームズがはっきりとそうではないと話していました」。
このスーサイド・スクワッドのメンバーとして登場する、DCキャラクターの可能性は無限に存在していたようだが、エルバによると「ジェームズは、80年代の古いアクションヒーローのようなキャラクターを、本作では描きたいと考えていた」のだという。キャラクターについて話し合いを重ねた結果、ブラッドスポートに最終的に決まったということだ。
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は、2021年8月13日公開。
▼『ザ・スーサイド・スクワッド』の記事
幻の『スーサイド・スクワッド2』ウィル・スミス演じるデッドショットと娘の物語だった ─ 「コメディにできますか?」DC体制変更で頓挫 そしてジェームズ・ガン版へ 新DC第1作「クリーチャー・コマンドーズ」配信開始、日本版予告編が公開 ジェームズ・ガン製作 『スーサイド・スクワッド』キャプテン・ブーメラン役、まだ再演を諦めていない ─ 「オリジン・ストーリーをやるという夢がある」 いずれ再登場なるか マーゴット・ロビー、ハーレイ・クイン役は「演じ継がれるキャラクターになって欲しい」 ─ レディー・ガガにバトン 「いろんな方向性がある」 新生DCユニバース、ブルービートル&ピースメイカー&アマンダ・ウォラーが続投 ─ ジェームズ・ガンが認める 単独映画『ブルービートル』は非正史扱いに?
Source:Esquire Middle East