タイカ・ワイティティ版『スター・ウォーズ』、『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』に続いて着手なるか

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)『ジョジョ・ラビット』(2019)のタイカ・ワイティティ監督が、『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』に続く新作映画として、いよいよ『スター・ウォーズ』に本格着手する可能性が出てきた。
タイカ・ワイティティ版『スター・ウォーズ』は2020年5月に第一報が伝えられ、脚本をタイカ自身と『1917 命をかけた伝令』(2019)のクリスティ・ウィルソン=ケアンズが執筆することが判明済み。2020年12月には、ディズニー/ルーカスフィルムから企画が正式発表されていた。
The Sydney Morning Heraldによると、タイカは『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』のポストプロダクション(撮影後作業)を2022年2月まで実施予定。その後、いくつかのテレビ作品に携わったのち、映画の次回作に着手するという。このたび、タイカは「(次回作が)『スター・ウォーズ』になるかどうかはわかりませんが、そうなることを願います」と話した。脚本作業は2020年7月に始まっているため、すでにプロジェクトの始動からは約1年が経過していることになる。
もっとも、タイカは監督やプロデューサーとして数々のプロジェクトを抱える多忙の身。自らの今後については「他にもいろいろとあるので…僕は手癖が悪いから…どうなるんでしょうね」と話した。コロナ禍以前に撮影したマイケル・ファスベンダー主演作『Next Goal Wins(原題)』も公開を迎えておらず、現状がわからないままだ(米国配給はサーチライト・ピクチャーズ)。ハリウッド実写版『AKIRA』にも就任していたが、再び企画に戻るかどうかは定かでない。
ちなみに『スター・ウォーズ』の新作映画となるのは、『ワンダーウーマン』シリーズのパティ・ジェンキンス監督による『Rogue Squadron(原題)』で、2023年のクリスマスに米国公開予定。こうしたスケジュールを鑑みても、タイカ版『スター・ウォーズ』の登場にはもうしばらくかかりそうだが……。
Source: The Sydney Morning Herald