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『イコライザー』アントワーン・フークア監督「遊ぶなら六本木だね」 ─ 「ターミナル・リスト」爆笑スクープインタビュー

『トレーニング デイ』や『イコライザー』など数々のハードボイルド作品で知られる名監督アントワーン・フークアは、実は六本木で遊ぶのが好きらしい?自身がエピソード監督・製作を務めるAmazon Primeドラマ「ターミナル・リスト」のインタビューでTHE RIVERに語った。

全8話となるドラマ「ターミナル・リスト」は、ジャック・カーによる同名小説を基に、極秘任務中に小隊全体が待ち伏せされた米海軍特殊部隊“Navy SEALs”の隊長、ジェームズ・リース(クリス・プラット)を描く作品。

フークア監督といえば、2018年にマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギと面会するとの話題もあり、実は『モービウス』の監督としてもオファーを受けていたという情報もあった。さらに、フークア監督の初期の名作『トレーニング デイ』の前日譚映画が企画されているとの情報も2019年に聞こえていた。今回のインタビューでTHE RIVERは、マーベル映画の可能性や『トレーニング デイ』に関する気になる真相も尋ねている。フークア監督が日本のメディアでインタビューに答えるのは希少だ。

ちなみに、実はこのインタビュー、音声トラブルが生じたため、3問目まで進んでいたにもかかわらず初めから仕切り直しに。そのためフークア監督は同じ質問に3つ答え直さなくてはならなくなったのだが、映像でご確認いただけるように、監督の素晴らしい人柄のおかげで笑い溢れるインタビューとなった。様々な話題にカジュアルに答える様子もぜひご覧いただきたい。

「ターミナル・リスト」アントワーン・フークア監督 動画インタビュー

──すみません、「ターミナル・リスト」のテーマについて、もう一度説明をお願いいたします。私はあなたの作品の大ファンで、特に『トレーニング デイ』『サウスポー』『マグニフィセント・セブン』『イコライザー』が大好きです。あなたの作品には、いつも「タフであることの脆弱性」というテーマがあると考えています。

ありがとうございます。「ターミナル・リスト」は、任務でトラウマを患った海軍特殊部隊の物語です。その視点において、彼は「信頼できない語り手」です。脳震盪を患っていて、記憶や時間感覚といった問題があるからですね。彼は一つの物語を信じているのですが、周囲はそれと違う現実を語ります。それが本作の基本概要です。

──「ターミナル・リスト」の原作小説を書いたジャック・カー自身も、元海軍特殊部隊員です。そのため、小説では武器の描写や任務の遂行方法などが、実際の経験に基づいてかなり細かく描かれているます。ドラマでも、武器や戦略関連のディティールは描かれますか?

もちろんです。ジャック・カーはすごいですよ。しかも、8〜9人の海兵に頻繁に参加してもらってしました。うち何人かは、元々の僕の友人で、何人かはこの製作で出会った方です。彼らのおかげで、ディティールを正しく描くことができました。射撃から動きに至るまで、全てです。彼らとは良い時間を過ごしましたよ。何人か、僕が撮った第1話本編にも写っていますよ。クリス(・プラット)やパトリック・シュワルツェネッガーと一緒にいる海兵隊としてね。助かりましたよ。

──本作に参加する前から、原作は読んだことがありましたか?

はい、読んでいました。この本の映像化権を獲得しようと動いていました。同時に、クリスも権利獲得に向けて動いていたんですよ。当時は知りませんでした。そうしたらクリスから「あなたも『ターミナル・リスト』の権利を求めていると聞きました」と連絡があって、「そうだよ」と言うと、「僕もなんです。よかったら一緒にやりませんか?」と。そうして実現したんです。

──ジェームズ・リースは、アクションができて、かつハイレベルな俳優じゃないと演じられないと思います。なぜなら、彼はPTSDを抱えていて、あまり表情豊かではありません。クリスとは『マグニフィセント・セブン』でも一緒でしたね。この役に、クリスが最適だった理由はなんですか?

もちろん非常に才能があるということもありますが、フィジカル面でも最適でした。それから、彼の人間性かな。クリスは……、クリスのことは自動的に好きになっちゃう。人としてね。良い人だし、それにずっと面白い男です。愛嬌もあるし。彼はそういう人柄です。だから彼にはすぐに共感できるし、今作のダークな物語を辿っていく彼にも惹かれるんです。

ターミナル・リスト
(c)Amazon Studios

──クリス・プラットといえば、彼はマーベルのスーパーヒーロー役で知られています。3〜4年前、あなたはマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギとカジュアルな面談をされたそうです。今もスーパーヒーロー映画に関心はありますか?あるいは、何かに携わっていますか?

そうですね、確かにケヴィンとは話しました。彼は素晴らしい方です。マーベルの世界には大きなリスペクトがあります。とてもユニークな世界ですよね。僕はやったことがないですし、向いているかどうかもわからないですけれど、観ていて楽しいですよ。もし良い機会があって、僕やケヴィンや皆さんも興奮できるものであれば、やりたいですね。

──凄そうですね!そして『イコライザー3』を作るという話も聞きましたよ。待ちきれません。もしも、(本作主人公の)ジェームズ・リースとマッコールさんが一緒にミッションをやったら、どうなると思いますか?(笑)

ハッハッハ(笑)。それは最高だ!ハッハッハ(笑)。絶対にないとは言い切れないね!ハーッハッハ!(笑)

──ハハハ!(笑)クロスオーバーみたいな!

おぉ、それは最高だね!(笑)。絶対にありえないってことはないね!実際はどうかな。でも、わからないよ!(笑)

──最高です。それから、噂として『トレーニング デイ』の前日譚を作るという話も、数年前に聞きました。あなたも携わっていますか?何か進捗はありますか?

はい、すでに脚本には携わっていて、多分プロデュースもやります。『イコライザー』があるので、監督までできる時間はなさそうです。ワーナーは今年(2022年)中に進めたがっていますから。多分ね。なので、(映画プロデューサーの)ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラとプロデュースをやる予定です。

──あなたのスタイルは、できるだけ実写で特撮をすることだと思います。CGは少なめ、ということです。予告編でも車が爆発するシーンがありましたが、本作はどれくらいの割合で特撮ですか?

ほぼ全部です。

──では、あの車のシーンも?

そう、車を吹き飛ばしました。

──一番大変だった日はどんなでしたか?

僕は第1話を監督しましたが、一番大変だった撮影はトンネルでの戦闘シーンですね。水もあったし、限られた日数の中で組み立てる必要があった。人も多く、たくさんのことが動いていましたから。パンデミックの最中だったので、進行が遅かったということもあります。すごく楽しかったけれど、大変でしたね。

──原作シリーズは、現時点で全5巻が出ています。シーズン2を作る気持ちはありますか?

どうなるかな。気持ちはあります。様子見ですね。

──可能性はあるということですね。

そう。様子見ですね。今回がうまくいけば。

──今作は劇場公開されるものではなく、配信ドラマシリーズです。なので、視聴者からの反応が直接得られます。

すぐにね。それに、全話一挙配信だから、イッキ観もできる。そこが楽しみです。

──レビューや批評はよく見ますか?

見ないようにしています。でも、たまにはね。悪いやつは見ないようにして、良いやつだけ見ますよ(笑)。こっちで選ぶ(笑)。でも、たまには悪い評を読むのも良いですよ。勉強できるからね。

──ありがとうございました。お話しできて素晴らしかったです。日本にプロモーションで来られたことはありましたっけ?

日本に行ったことはありますよ。数年前に、よく六本木で遊んでました。何年か前ですけどね。それから、なんて言ったっけな……、古いお寺がたくさんあるところ……。

──京都?

京都!京都にも行ったことがあります。割と最近だったかな。東京ではかなり遊んだね。でも、遊ぶなら六本木だね!

──六本木ではクレイジーなパーティーをやったんでしょうね(笑)。

クレイジーなパーティーならたくさんやったよ(笑)。

Amazon Originalドラマ「ターミナル・リスト」は、Prime Videoにて独占配信中。

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Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューさせていただきました。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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