『ザ・バットマン』ペンギン役コリン・ファレル、出番は「5~6シーンくらい」

ロバート・パティンソン主演、DC単独映画『ザ・バットマン』でペンギン/オズワルド・コブルポット役を演じるコリン・ファレルが、自身の出番がわずか数シーンであることを明かした。
ポッドキャスト「Happy Sad Confused」にて、ファレルは「僕は5~6シーンくらいしか出ていません」とコメント。「僕にとってはご褒美のようなもの。自分のせいで台無しになることはないでしょうから、映画が楽しみです。9分くらいは落ち着かないでしょうが、あとは監督がこの世界を現実にしたのかを楽しめる」と述べた。
もともと、ファレルは2020年5月の時点で「そんなにやることが多くはない」「いたるところに出てくるわけではないですが、いくつか面白いシーンがある」と発言し、自身の出番が控えめであることを予告していた。本作にはキャットウーマン(ゾーイ・クラヴィッツ)、リドラー(ポール・ダノ)も登場するため、あくまでもサブキャラクターとしての出演なのだろう。気になるのは、物語上どんな役目を担うのかという点である。
予告編でも見られるように、ファレルはペンギン役のために特殊メイクを施し、言われなければ本人とは気づかないようなビジュアルで登場。ドラマ「The North Water(原題)」で体重を増量したファレルは、健康上の理由から役づくりでの増量はもうやらないと決めており、本作では“ファット・スーツ”を着用して撮影に臨んだ。その出来栄えには、特殊メイク担当のマイク・マリーノを「天才」と称えている。
「出番は少ないんですが、最初のころ、自分に何ができるのか、どうすればいいのかと迷っていたんです。だけど、マイクの仕事を見たら、キャラクターの筋がすべて通ったように思えた。“わかったぞ”と感じて、がぜん楽しみになったんです。だから、もし『ザ・バットマン』での演技がそこそこ良かったとしたら、手柄の49%は喜んでいただきますよ。」
『ザ・バットマン』の撮影は2020年1月下旬に開始されたが、コロナ禍のため3月中旬に中断。8月末に撮影が再開されたのち、正式始動から1年以上を経た2021年3月12日に終了した。2021年7月には再撮影・追加撮影が実施され、これにはファレルも参加することがわかっている。
映画『ザ・バットマン』は2022年3月4日に米国公開予定。
Sources: Happy Sad Confused, Collider