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『ザ・バットマン』ヴィランたちのオリジン描く ─ コリン・ファレル演じるペンギン、予告編に登場していた

ザ・バットマン

DCが新たに挑む単独映画『ザ・バットマン』は、若き日のブルース・ウェイン/バットマンを主人公とする“探偵物語”。バットマンの誕生を描くのではないという本作だが、その一方、豊富なヴィランたちのオリジンはきちんと描かれることになりそうだ。キャットウーマン、ペンギン、リドラーという人気ヴィランが、揃ってブルースの前に現れるのである。

2020年8月23日に開催された「DCファンドーム」にて、脚本・監督のマット・リーヴスは「奇妙な形ですが、悪人たちのオリジンになります」と語った。「セリーナ(・カイル)はまだキャットウーマンではなく道半ば。オズ(・コブルポット)はこれから大物になるというところで、ペンギンではあるけれども、ペンギンとは呼ばれたがっていない。リドラーも初めての登場です」。

ロバート・パティンソン演じるブルース・ウェインをはじめ、本作ではキャラクターの解釈を一新。予告編では、お手製らしいスーツを身にまとったキャットウーマンや、顔を完全に覆ったリドラーの出で立ち、そしてコリン・ファレルが演じているとは思えないペンギンの姿を見ることができる。米VarietyColliderによれば、映像の中盤で雨に打たれている太った男、ラストで車に乗りながら「イカれてる!」と叫ぶ男がファレルだというのだ。

リーヴス監督は「ポール・ダノはかつてないリドラーを演じています。とてもクリエイティブな俳優ですから、みなさん驚くと思いますよ」と自信をにじませた。また、ゾーイ・クラヴィッツが演じるキャットウーマンは「とてもエキサイティング」で、コミックでおなじみの要素と新たな解釈が融合しているとのこと。「バットマン映画を作ることの面白味は、自分らしいもの、演じる俳優らしいものを求めながらも、みなさんが“知ってる、見たことある”と思えるものを生み出すところにあります」

『ザ・バットマン』では、ある殺人事件がゴッサムの歴史に深く絡み合い、バットマンの誕生やウェイン家ともつながっていく。そこにはヴィランたちの物語も絡まり合い、映画全体のストーリーはどんどん拡大していくというのだ。「すべてのキャラクターがどう繋がるかという点が、私にとってはチャレンジだったし、物語づくりの楽しいところでした。[中略]展開につれて大きく膨らんでいく映画です。どんどん加速していきますよ」。

映画『ザ・バットマン』 は2021年公開

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Source: Collider(1, 2), Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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