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『ザ・バットマン2』脚本進行中、揺れるDCユニバースでも実現か ─ ドラマ「ペンギン」とつながる?

ザ・バットマン
DC LOGO, BATMAN and all related characters and elements TM and © DC.

マット・リーヴス監督がバットマン/ブルース・ウェインの若き日々の戦いを描いた映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)の続編が進行中のようだ。監督が複数の米インタビューで示唆している。

ロバート・パティンソン主演で映像化された『ザ・バットマン』の続編は、かねてより計画が伝えられていたもので、このために監督・脚本のリーヴスは米ワーナーと複数年にわたる契約を締結し、準備を進めていた。

ところがその後、「DCスタジオ」新体制がシリーズの根本的な見直し政策を敢行。正式に復帰が伝えられたはずのヘンリー・カヴィル版スーパーマンが撤回されるなど、予断を許さない。『ザ・バットマン』続編については、一度は正式発表されていたものの、前例に倣えば予定通り進行できるか不透明な状況になった。

しかしながらリーヴス監督は米Colliderのインタビューで、『ザ・バットマン』続編が目下進行中であることを示唆している。今年(2023年)は何か映画を撮りますかと尋ねられると、「その質問には答えられないけれど、映画の仕事はしていますよ。そういうことにしておいてください」と含みを持たせた回答。その後、「今進めているところで、パートナーのマットソン(・トムリン)と僕で執筆しているところです。すごく楽しいです。ワクワクしながら進めています」との詳細を明かしている。マットソン・トムリンとは『ザ・バットマン』で脚本を共同で手がけ、続編にもクレジットされる人物だ。

DCユニバースでは看板役者らの入れ替えも噂されるが、「ロブ(ロバート・パティンソン)と一緒にやれるのがすごく楽しいです。彼は特別な人、役者ですから」とリーヴスが加えているところから、ロバート・パティンソンは続投できる方針であるようだ。

またリーヴス監督は、同時期に行われたとみられる米Comicbook.comのインタビューでも「具体的な進捗はお伝えできないんですけど、今脚本をすごく頑張っているということだけ言っておきます。パートナーと僕とで進めていて、とてもワクワクして進めています」と全く同じ返答をしている。

なお、『ザ・バットマン』続編は、コリン・ファレル主演で準備中のスピンオフドラマシリーズ「ペンギン」と物語が繋がるものとなるようだ。「『ペンギン』が(『ザ・バットマン』の)続編にどう繋がっていくか、続編をどういうものにするかなど、やりたいことが少しずつ出てきました」とリーヴスは明らかにしている。

「ペンギン」は後にゴッサム・シティで暗躍する悪党ペンギン/オズワルド・コブルポットの、映画1作目のその後を描くシリーズ。2023年2月から撮影を開始し、2024年にも米HBO Maxでリリースとなる予定だ。『ザ・バットマン』の1作目と2作目をつなぐ内容になることが予想されるので、ファンは筆硯のシリーズとなりそう。

Source:Collider[1,2],Comicbook.com

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。