「ザ・ボーイズ」メキシコ舞台の新スピンオフ製作決定 ─ 『ローグ・ワン』ディエゴ・ルナ&ガエル・ガルシア・ベルナルが製作、出演の可能性も

Amazon Studiosが手がける人気ヒーロードラマ「ザ・ボーイズ」より、「ジェン・ブイ」(2023-)に続く新スピンオフ「 The Boys: Mexico(原題)」が製作されることがわかった。米Deadlineなどが報じている。
「ザ・ボーイズ」3つ目のスピンオフの舞台は、南米メキシコの首都メキシコシティ。物語の詳細は明らかになっていないが、スペイン語のドラマになると伝えられている。
制作総指揮には、「ナルコス:メキシコ編」(2018-2021)や『スター・ウォーズ』シリーズのキャシアン・アンドー役などで知られるディエゴ・ルナと『オールド』(2021)や「ウェアウルフ・バイ・ナイト」(2022)などのガエル・ガルシア・ベルナルが参加。2人は「大きくない役」での出演も検討しているという。
脚本を務めるのは、DC『ブルービートル』で注目を浴びたメキシコ出身のガレス・ダンネット・アルコセール。アルコセールはクリエイターと製作総指揮を兼任する。また、アルコセールと共に製作を率いる共同ショーランナー探しも行われているという。
ほか製作総指揮には、シリーズ生みの親であるエリック・クリプキをはじめ、セス・ローゲン、エヴァン・ゴールドバーグ、ニール・H・モリッツ、ジェームズ・ウィーバーといった「ザ・ボーイズ」のプロデューサー陣も参加する。
気になるメインキャストだが、キャスティングはこれから実施される見込み。撮影は、ラテンアメリカの国々で行われるとされている。
ドラマ「ザ・ボーイズ」は、ガース・エニスとダリック・ロバートソンによる同名コミックを原作として2019年にスタート。スーパーヒーローに対する既成概念を覆し、クズなヒーロー像が視聴者に受け入れられ大ヒットを記録した。2024年にはシーズン4の配信開始が予定されている。
シリーズの横展開にも積極的で、2022年にアニメシリーズ「ザ・ボーイズ ダイアボリカル」、2023年には実写シリーズ「ジェン・ブイ」と2つのスピンオフが製作されている。「ジェン・ブイ」はシーズン2の製作も決定済み。両作ともに本家との繋がりが大きく、製作陣は「ザ・ボーイズ」フランチャイズのことをマーベルにならい「ヴォート・シネマティック・ユニバース(VCU)」と呼んでいる。
以前、シリーズを率いるエリック・クリプキはスピンオフ展開について「ものすごく良いものでないといけません」と実現へのハードルの高さを語っていた。このハードルをクリアして正式に発表された「The Boys: Mexico」でも、きっとぶっ飛んだ物語が描かれるに違いない。
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