『ジョン・ウィック』ドラマ版、映画とは全く異なる視点で描く前日譚に

キアヌ・リーブス主演の人気アクションシリーズ『ジョン・ウィック』のドラマ版「ザ・コンチネンタル(原題:The Continental)」進行中だ。映画の重要な舞台のひとつとなる“殺し屋たちのオアシス”コンチネンタル・ホテルを描くTVシリーズで、映画より前の出来事を描く前日譚となることが分かっている。
米Fandomのインタビューにリモートで応えたチャド・スタエルスキ監督によよれば、このドラマは映画版とは全く異なる視点で描かれることになるようだ。「別のキャラクターの視点で世界の広がりが描かれる」と説明している。
「私が追いかけているジョン・ウィックの時間設定って、彼の人生におけるわずか1週間のうちに起こった出来事」と監督が言うように、実は1作目の『ジョン・ウィック』(2014)から、『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)、『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)に至る3作の物語中の時間経過は1週間ほどしかない。「TV版のアングルは他のプロデューサーやライターが手掛けるので、ぜんぜん違うキャラクター視点になります。殺し屋だけじゃなく、様々なものを含んだ、あの世界の深みが描かれます」と監督。時間をたっぷりかけることのできるドラマシリーズの強みを活かした、豊かなストーリーテリングに期待できそうだ。
前日譚とあって、「オリジンストーリーも沢山」。「中には映画に登場したキャラクターのものもあります」と予告されているが、具体的なキャラクターについては秘密のままだ。曲者揃いだから、どのキャラクターの物語も面白そう。
まだまだ謎が多い。キアヌ・リーブス演じるジョン・ウィックさんがカメオ登場する可能性もあるが、少なくともチャドはこう言うにとどめている。「ジョン・ウィック視点にはなりません。ジョン・ウィックが関係しない、という訳ではないんですが、ただ彼の視点じゃないよ、ということです。」
ドラマ「ザ・コンチネンタル(原題:The Continental)」は、「映画第4作目の後のいつか」に放送予定となることが判明している。ところが映画の方が新型コロナウイルスの影響で2021年5月21日から2022年5月27日に延期されているので、時期が前後する可能性もあるかもしれない。
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Source:Fandom