『ジョン・ウィック』前日譚ドラマ「ザ・コンチネンタル」Prime Videoで9月配信決定 ─ キャラクターを紹介

日本でも最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の劇場公開が待たれる大ヒットアクション『ジョン・ウィック』シリーズの前日譚となる初ドラマ『The Continental: From the World of John Wick(原題)』が、2023年9月より日本でもPrime Videoにて独占配信開始されることが決定した。7点のファーストルック画像も初公開されている。
ドラマの舞台は、映画『ジョン・ウィック』シリーズでウィンストン・スコットが支配人として君臨していた、殺し屋たちの聖域として重要なアイコンであるコンチネンタルホテル・ニューヨーク。全3話で描かれる本作では、『ジョン・ウィック』シリーズの中心ともいえるそのホテルの起源を探る。
物語は、若きウィンストン・スコットの目を通して描かれ、彼は1970年代のコンチネンタルホテル・ニューヨークでメル・ギブソン演じる絶対的支配人として君臨するコーマックから、支配人の地位を奪おうとして、謎に包まれた地獄絵図のような裏社会で奮闘する様子が描かれる。
コリン・ウッデル(「フライト・アテンダント」)がイアン・マクシェーンの後を継いで若きウィンストンを演じ、新進気鋭のアヨミデ・アデグンが故ランス・レディックの後を継いでシャロン(のちのコンチネンタルホテル・ニューヨークのコンシェルジュ)を演じる。
さらに、当時コンチネンタルホテル・ニューヨークを絶大な権力で支配していたコーマックには、2つのアカデミー賞受賞歴もある大スター、メル・ギブソンがあたる。
キャラクター/キャスト紹介(コメント付き)
ウィンストン・スコット(コリン・ウッデル)

ハンサムでスマート、冷静沈着で 常識にとらわれないビジネスマン。 ある出来事がトラウマとなり、危機に陥った後、ロンドンで成功したビジネスマンとして働いていたが、過去の裏社会のボス、コーマックから、 別居中の兄フランキーを探し出せと命じられる。
コリン・ウッデルのコメント
「映画シリーズのファンなら本作が 「ジョン・ウィック」シリーズにつながる素晴らしい前日譚であることをお分かりいただけるでしょ う。映画シリーズの 30-40 年前のお話で、映画シリーズのプロデューサーたちが監督を務めていて、映画版とそのスタイルに敬意を表すために厳密につながった世界観になっています。 そして舞台である 70 年代の世界もリアルに描かれています。」
カーク・ウォード(製作総指揮/共同脚本)のコメント
「カメラテストをした日のことを覚えています。アルバート・ヒューズ(監督兼製作総指揮)と私はモニター越しに、『この男は映画スターだ』と思いました。特にあの目です。イアン・マクシェーンの目には深みと悲しみがあり、コリンにとってはその若き日を演じるのは大変なことだったと思います。でもコリンは彼しか成しえない資質を持っていたのです。」
シャロン(アヨミデ・アデグン)

コーマックがアシスタントとして信頼する若きシャロン。本作を通じて彼は誰を信頼すべきか、誰と家族になるべきか、試されることになる。
アヨミデ・アデグンのコメント
「シャロンは父親とともにナイジェリアで育ったが、決して裕福な家庭の出身では無く、彼が闇の組織である主席連合を選んだのは、自分の人生をより良くするためだと思います。安定した、より質の高い生活を求めて…それが常に彼の心の奥底にあるような気がします。映画版でシャロンを演じたランス・レディックの演技は間違いなく僕を奮い立たせました。彼は素晴らしい男であり、俳優だったと思います。私はこの映画を2つの視点から見ようとしました。自分へのプレッシャーととらえ、そのプレッシャーに押しつぶされてしまうか、あるいは自分のキャラクターに対する解釈がランス・レディックが演じたシャロンと一致すると信じるかでした。」
ベイジル・イヴァニク(本作の製作総指揮で、映画シリーズのプロデューサー)のコメント
「ランス・レディックが残したものは大きいものでした。あのキャラクターは、映画作りの中で観客に発見される典型的なキャラクターで、台本上では大きな存在ではなかったのですが完成した映画では巨大な存在となりなした。というのも、私たちは彼の目を通して多くの物事を見ているからです。彼は饒舌なキャラクターではありません。だからこそ、その役を演じるために必要だったのは、セリフ以外の部分も演技で語れる俳優だったのです。存在感があり、威厳があり、高貴な人物。彼の忠誠心がどこにあるのか、彼が起きていることに同意しているのかがわからないような、不可解な人物。しかしウィンストンとは相性のいい人物でもあった。という非常に演技力が問われる役なのです。」
コーマック(メル・ギブソン)

威圧的で冷酷で残忍、それでいて魅力的なコーマックは、ニューヨーク市全体のボスで、コンチネンタルホテル・ニューヨークの現支配人である。コーマックはウィンストン&フランキー・スコット兄弟と因縁があり、フランキーがコーマックの立場を揺るがすような重要なものを盗んだことから、コーマックは狂気と怒りを爆発させてウィンストンを犯罪の裏社会に引きずり戻す。
メル・ギブソンのコメント
「コーマックはウィンストンとシャロンの師匠のような存在ですが、実際には、指導していたのかひどい仕打ちをしていたのか分かりません。しかし、彼はむしろ極悪非道な人物でありながら、彼らにとって父親のような存在であり、コーマック自身はそう思っていたのですが、成長したウィンストンたちの本当の姿を見て、自分は父親のような存在ではなく、自分のために邪悪な方法でウィンストンたちを利用してきたことに気づくのです。」
ベイジル・イヴァニク(本作の製作総指揮で、映画シリーズのプロデューサー)のコメント
「このドラマシリーズで描かれるコンチネンタルホテル・ニューヨークは、おそらく世界で最悪のコンチネンタルのひとつでしょう。老朽化し、腐敗し、混乱していて、支配人のコーマックは極悪非道で執念深く、崩壊しつつあるニューヨークの魂を映し出しているようにも思えます。」
※コメントは全てアメリカ俳優組合のストライキ前に取られたものです。
さらに、数々の賞に輝き、ニューヨークをベースに活動している日本人アーティストYuko Shimizu(清水裕子)さんによるスペシャル・アートも届けられた。

『The Continental: From the World of John Wick(原題)」はPrime Video にて 2023 年 9 月独占配信開始。全 3 話。
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