DC映画『ザ・フラッシュ』予告編、2023年2月に発表へ ─ ワーナー、スーパーボウルに17年ぶり登場

DC映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』の予告編が、2023年2月13日に米国で開催されるスーパーボウルにて初公開される見込みであることがわかった。米The Wrapが報じている。
『ジャスティス・リーグ』(2017)に登場したフラッシュ/バリー・アレンの単独映画となる本作は、フラッシュと並行世界を描いたコミックの人気エピソード「フラッシュポイント」を原案とする、DC映画における“マルチバースの接点”ともいわれる一本。主演のエズラ・ミラーが2度逮捕されるなどスキャンダルに見舞われたが、ワーナー・ブラザース/DCコミックスは予定通りの公開を目指して再撮影を実施していた。
ワーナーがスーパーボウルにて自社作品のプロモーションに取り組むのは、2006年に『Vフォー・ヴェンデッタ』『16ブロック』『ポセイドン』の映像を放映して以来なんと17年ぶり。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの資金難も報じられているが、いよいよ2023年からは攻めの姿勢となるか。当日は『ザ・フラッシュ』のみならず、ほかの話題作についても新映像の公開が期待される。
既報によると、『ザ・フラッシュ』は関係者のテスト試写でも好評を得ているとのこと。現在、DC映画はジェームズ・ガン&ピーター・サフラン率いる新企業「DCスタジオ」によって計画の見直しが進められているが、本作は変わらず劇場公開が予定されている。ただしユニバース再編の影響を受け、すでに完成しているという続編の脚本がどうなるかはわからない。
出演者はフラッシュ/バリー・アレン役のエズラ・ミラーをはじめ、バットマン役に『ジャスティス・リーグ』ベン・アフレックと『バットマン』(1989)マイケル・キートンが復帰。初登場のスーパーガール役を新鋭サッシャ・カーレ、バリーの恋人アイリス・ウェスト役を『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』(2018)のカーシー・クレモンズが演じる。バリーの父親ヘンリー・アレン役には、新たにロン・リビングストンを起用。『マン・オブ・スティール』(2013)よりゾッド将軍役のマイケル・シャノン、副官ファオラ=ウル役のアンチュ・トラウェも出演する。
監督は『IT/イット』2部作のアンディ・ムスキエティ、脚本は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)のクリスティーナ・ホドソンが務める。
映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』は2023年6月16日に米国公開予定。
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Source: The Wrap