『マーベルズ』製作費は先に伝えられていた金額よりも大きい模様

ニア・ダコスタ監督によるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『マーベルズ』は、MCUの中でもとりわけ低予算作品になるとの報道がなされていたが、新たな情報がこれを訂正している。
ダコスタ監督が米Vanity Fairに応えたインタビュー記事を元に、『マーベルズ』の製作費は(マーケティング費を除いて)1億3,000万ドルであるとの情報が、一部の米媒体によって先に報じられていた。この金額は直近の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』2億5,000万ドルの半額程度であり、2015年の『アントマン』1作目と同程度。舞台の一部を宇宙とするチームアップ映画であるにもかかわらず、MCU映画としてはかなり低予算であるとされた。
一方で米経済誌のForbesは、ディズニー提出の資料に基づく情報として、正しくは2億7,000万ドルであると新たに伝えている。この金額であれば、MCU作品としては標準的な予算となる。
業界では、黒人女性監督として最高額の製作予算となる点も注目されている。また、1989年生まれのダコスタ監督は就任時30歳になったばかりで、これはMCU作品の監督としては最年少にもなる。現在までにダコスタ監督は、『ヘヴィ・ドライブ』(2018)『キャンディマン』(2021)を監督したばかりで、『マーベルズ』は長編3作目の挑戦となる。
『マーベルズ』は2023年11月10日(金)日米同時公開。
▼ 『マーベルズ』の記事
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