『マーベルズ』初期案、アダム・ウォーロックのタイムトラベル物語だった ─ 「楽しいことが沢山あった」と監督明かす

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『マーベルズ』では、アダム・ウォーロックを登場させるアイデアが提案されていたという。発案者のニア・ダコスタ監督が詳細を語っている。
アダム・ウォーロックといえば、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023)でMCU本格登場を果たしたキャラクター。ウィル・ポールターが演じ、劇中では重要な役割を担ったが、もしかしたら全く別の活躍が描かれていたかもしれない。
ダコスタ監督は、「アダム・ウォーロックとタイムトラベルを導入したアイデアをずっと前にピッチしました」と米Jake’s Takesで明かしている。しかし、「アダムは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』に登場することになっていたし、タイムトラベルも『ロキ』で十分に扱っている」ため、断念せざるを得なかった。

構想では、アダム・ウォーロックが現代にタイムトラベルするストーリーラインだったという。それ以上のことは明かされていないが、監督は「楽しいことも沢山ありました」とも語った。
なお、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』を経たアダムは、今後の再登場も期待されている。もしかするとダコスタ監督のアイデアが日の目を見る時が来るかもしれない。
完成版の『マーベルズ』では、キャロル・ダンヴァースが2人の次世代ヒーローとチームアップし、自身の過去に強い恨みを持つダー・ベンという強敵と対峙する。ダコスタ監督は異なる場所から来たMCUヒーローたちの合流を、一貫性を保ちながら描くことに苦戦したと明かしていた。
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Source:Jake’s Takes