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『マーベルズ』制作ウラで関係者ザワつく? ─ 一般向けのテスト試写、反応は「まずまず」

マーベルズ
© 2023 MARVEL.

いよいよ封切りとなるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)劇場公開最新作『マーベルズ』。このたび米Varietyが掲載した記事では、製作中の気がかりな動きが明らかになっている。

報道によれば、『マーベルズ』はポストプロダクション(撮影後作業)にかなりの時間を要していたようで、再撮影は4週間にわたって実施されていたという。その理由は、「絡み合った物語に一貫性をもたらすため」と記されている。

本作では、主人公キャロル・ダンヴァースのほか、それぞれ「ワンダヴィジョン」(2021)と「ミズ・マーベル」(2022)でMCUデビューを飾ったモニカ・ランボーとカマラ・カーンが主要キャラクターとして再登場。『キャプテン・マーベル』(2019)の続編という立ち位置に加えてチームアップ映画の要素も大きく、物語は3人のストーリーラインを繋げるところから出発するが、意外なことに上映時間は「1時間45分」とMCU史上最短だ。

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そんな中、報道によれば監督を務めたニア・ダコスタのある行動が関係者をざわつかせたという。ポストプロダクション中、別プロジェクトの準備に入るため、ロンドンに拠点を移したというのだ。ある製作関係者は「(予算)2億5,000万ドル級の映画を監督する人が、その後数ヶ月にわたって(現場を)去るなんて聞いたことない」と証言している。

しかし米Colliderは、Varietyの報道を「真実ではない」として否定。ダコスタ監督は「ロンドンを拠点にしながら編集作業に大きく関与していた」と伝えており、真偽は定かでない。

当初、本作は2023年2月の米公開が予定されていたが、5ヶ月後に控えていた『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア』と入れ替えとなった。この時、『クアントゥマニア』の方が製作が順調だったためとも伝えられていたが、どうやらそのような前向きな理由ではなかった模様。突然の繰り上げにより『クアントゥマニア』のスタッフは作業のスピードアップを余儀なくされたと新たに報じられている。

その後、『マーベルズ』の米公開は7月から11月に再び繰り下げとなった。6月にはテキサス州で一般向けのテスト試写が実施されたというが、その時の評価は「まずまず」だったとのこと。

既報によれば、2億5,000万ドルの製作費に対し、初週末の興行収入は7,500〜8,000万ドルの見立て。『キャプテン・マーベル』の半分に相当し、『アントマン&ワスプ』(2019)『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)と同等のパフォーマンスレベルとなる。長引く俳優ストライキによりプロモーションが実施されないことも大きく要因していると考えられるが、その結果も1週間後の公開をもって明らかになる。

Source: Variety,Collider

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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